2016年9月26日 (月)

科学技術進歩を無視したNスペ「縮小ニッポンの衝撃」は、移民正当化のための脅しだ。16年9月26日

NHKスペシャル「縮小ニッポンの衝撃」はマイナス思考ばかりで、見た人の多くを憂鬱にさせただろう。
経済システムが人口を右肩上がりに増やさなければ成り立たないとしたら、地球は確実に破滅する。すでに地球は超過密で息絶え絶えだ。地球温暖化に食糧難。中国の周辺諸国への侵略的勢力拡大。どれも人口過密がもたらした弊害だ。

番組によると、東京は地方からの若者転入により人口は微増し続けていたが、今は頭打ちになった。しかし、転入した若者たちの殆どは年収200万以下で結婚は難しく、人口の自然増は望めない。その結果、都の社会福祉もインフラ維持もやがて破綻するとの予測だ。

番組では取り上げてなかったが、その対策として政府や産業界は移民受け入れを考えている。もし、実現すれば、日本の若者たちは外国人労働者との競争に敗れ、さらに年収は減ることになる。

関連して難民受け入れに積極的なドイツのメルケル政権を賛美する知識人は多い。
しかし、難民の実態は壮健で裕福な男性ばかりで、本当に救援が必要な女子供たちは本国の難民収容所に取り残されたままだ。メルケル政権は一見、人道的に見えるが、政策の背景に安い労働力を求める産業界の後押しがある。メルケル政権が選挙で敗退し続けるのは国民がそれに気づいているからだ。


少子高齢化の弊害は過渡的なものだ。
しばらく耐えれば、自然にバランスがとれてくる。

番組では縮小ニッポンの代表例として夕張市を取り上げ、老人ばかりの廃墟寸前の団地などを陰々滅々と映し出していた。
番組は負の側面を強調するばかりだ。財政難による公立病院の減少で、住民の健康志向が強まり、有病率が減少して公的負担が減った現実は無視している。

人は座して滅びるのを待ったりはしない。
健全な考えの者なら、生き延びるために様々な手を打つ。
住まい前の荒川土手は、夜明け前から深夜まで、ウォーキングをする老人たちが途絶えることがない。生活コストで一番大きいのは健康を失うことだ。ある程度健康なら、生活費は安く抑えることができる。だから老人たちは未来を先取りして自衛を始めている。

10年20年後の本当の難問は、アンチエイジングで元気になった高齢者たちに仕事を与えることだ。今でさえ、勤労意欲のある元気な熟年以上が仕事を得ることはとても厳しい。
政府や産業界やアナリストが言う人口減による労働者不足は欺瞞に過ぎない。
もしかすると、今回の番組は低賃金の移民受け入れを正当化するための布石かもしれない。


番組で欠如していたのは、人工知能やアンチエイジングなどの科学技術の進歩だった。
先月、新マックを買ってから、アップルの電話相談を頻繁に利用した。しかし、解決率は2割以下で、ほとんど役に立たなかった。こんなに相談員が無能なら、近い将来、彼らは人工知能と入れ替わるはずだ。そうなったら相談のストレスはなくなり、気持ち良く解決するはずだ。

人工知能の発達で、これから10年間で仕事の半分が失われる予測されている。その時、若者たちの仕事は激減する。それにもかかわらず泥縄に移民を受け入れたら、やがて外国人労働者も失業し、欧米が抱えている深刻な人種対立に日本も巻き込まれることになる。

その時、生産性向上により安価な商品が世の中にあふれる。しかし、商品を買う人がいなければ経済は破綻する。だから、すべての人の生活を保障するベーシックインカムが先進国で検討されている。


4年後の東京オリンピックには自動運転車の規制が大幅に緩和される。
それをきっかけに大変化が起きるはずだ。

過疎地に取り残された老人たちの抱える問題は、買い物や通院に必要な移動手段がないことだ。今は公費でマイクロバスなどを巡回させているが、人的コストがかかる上に便利ではない。しかし、超小型の自動運転の電気自動車が実用化されれば、それは一気に解決する。

流通における運転手不足も同じだ。
ネットで買い物すれば、自動運転の無人小型トラックが24時間好きな時間に届けてくれる。山間の過疎地では、薬などの軽量物を自動操縦のドローンが低コストで運んでくれる。

都会に人が流入するのは買い物や医療の利便性にある。
しかし、都会は住居費が高すぎる上、子供を育てる環境も悪く、年収200万以下での結婚は難しい。だが、田舎なら200万以下でも結婚も子育ても楽にできる。
もし、過疎地が都会並みに便利になれば、都会に転入した若者たちは自然にUターンを始めるはずだ。


介護が必要な老人については、アンチエイジング医療の進化で公的コストは劇的に下がる。
食糧問題は、全国に広がり続けている放置農地に若者を送り込むことで解決する。僻地農業の魅力が増せば、就職も結婚もできない若者たちが自ら担ってくれるはずだ。農産物の価格競争は次期米国大統領が誰でもTPPは空中分解しそうなので問題にならないだろう。

過疎地は首都圏でも拡大している。
ジブリアニメの「耳をすませば」のモデルになった高級住宅地聖蹟桜ケ丘でも過疎化が始まっている。
起伏のある地形は見た目は良いが、老人に坂道は厳しい。経営が成り立たなくなったスーパーは次々と閉鎖され、急速に活気が失われている。

開発当時は高級住宅地として団塊の世代が殺到したが、今は子供達が家を出て、広い家に老人たちが取り残されている。広い敷地に大きな家は若者には魅力だが、老人が維持管理するには広すぎる。私の知人たちも、使わない部屋ばかりの大きな家に住んで維持管理に苦労している。

本当は、老人には狭い庭と小さな家が住みやすい。
方丈記の鴨長明の庵は一丈四方ととても小さいが、老人には心地よい広さで、彼はその小さな家からシニカルに世の移り変わりを眺めて名作を生んだ。・・・一丈は約3m。

広い家に住む現代人の幸せの定義は狂っている。
建築家たちは大家族から核家族まで自在に対応できる集合住宅のような家を考えるべきだ。使わなくなった空き部屋は独立させて人に貸し出す。そうすれば、住民は住宅費の大きな負担から解放される。


公的施設でも個人でできることは自分でやるべきだ。
番組では夕張の老朽化した保育所が取り上げられていたが、隙間風が吹き込む壁の隙間の充填や、剥げたペンキの塗り直しは父兄でもできることだ。昔の父兄ならそんなことは普通にやっていた。

なんでも公に頼る気持ちが財政負担を増大させている。
番組で唯一救いだったのは島根の飯南町の公的サービスを住民に委ねる試みだった。
町では住民組織を各地に設けて、住人全てをメンバーにして、送迎バスの運転を始め、水道の検針や簡単な福祉サービスなどを自分たちで始めていた。

政府が今すぐにやるべきことは、モデル過疎地を選んで、人口縮小への対策の実証実験をすることだ。
ネットによる買い物。自動運転車による外出。ドローンによる薬などの軽量物の宅配。それらは今の技術でも対応できる。

これから日本に引き続き、世界中で少子高齢化は起きる。日本がいち早く高齢化対策の先進技術を手にすれば、国際競争で勝ち残ることができる。科学の進歩を無視したこの番組は、見る人を憂鬱にさせるばかりで救いがなかった。


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荒川土手の彼岸花。

日中、少し太陽が顔を出したが、すぐに雲に覆われた。
部屋の湿度計は朝から90パーセント超。買い物へ行くと冷房の効いているスーパーのガラスドアが結露していた。

夜道を歩いているとキンモクセイが香った。
あっという間に秋は近づいていた。


テレビ東京で「ER緊急救命室」の再放送が始まっている。
知らない人には、ジョージ・クルーニーの出世作と言えば分かるかもしれない。最初の放映の頃、元気だった母はこの番組が大好きだった。

ストーリーに起承転結はなく、緊急救命室で繰り広げられる幾つかのエピソードをドキュメンタリータッチで繋いだだけだが、不思議な緊迫感が魅力になっている。
今日のエピソードの一つは、黒人医師ベントンの母親が急死したことだった。最初に見た時はほとんど記憶には残っていなかったが、母と死別した今見ると、ジーンと心を揺り動かされた。


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夕日。時折小さな雨が落ちていた。


先日、散歩コースの遊歩道で知っている黒ネコが死んだ。
夕暮れ歩いていると足元に血が点々落ちているのに気付き、とっさに避けた。
「気がつきましたか」
傍で立ち話していた女性二人が声をかけた。
聞くと、犬を散歩させていた者がけしかけて噛み殺させたと言う。本当にひどい話だ。そのようなサディスティクな性癖の者は、やがて対象をネコから人へエスカレートさせる。
彼女たちは黒ネコの死の経緯を書いた張り紙をして警告すると話していた。


最近、親しかった知人が死んだ。
今年に入って3人目だ。子どもの頃、彼女は近所の若いお嫁さんで、私をとても可愛がってくれた。母とも仲が良く、お中元やお歳暮をやり取りしていた。彼女は私の好物をよく記憶していて、郷里の魚などに、必ず加えておいてくれた。

親との死別の寂しさは幾つかある。
二度と話せないことは一番辛いが、親を記憶していた人が亡くなるのも寂しい。
もう一つの寂しさは自分自身の親への記憶が薄れていくことだ。


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2016年9月12日 (月)

仕事部屋の大掃除をしたら少し人嫌いになって、一人で静かに過ごしたくなった。16年91月2日

川風が涼しすぎて、タオルケットを2枚重ねにした。
冷たい便座にも秋を感じる。

日曜日は食材の買い出しにアメ横に出かけた。
相変わらず外国人が多く、お祭りのような賑わいだった。
アメ横中ほどのビル地下に密集する中国食品店で腐乳を買った。来客は中国人ばかりだ。腐乳は豆腐を発酵させたチーズ様の旨さがあり、ドブみたいな強烈な匂いの臭腐乳から甘い金山寺味噌風の豆腐乳まで種類は豊富だ。どれも3個1000円と安い。これで熱々のご飯を食べると飛びっきり美味い。

いつもなら買い物をしながら人混みを楽しむ。しかし昨日は人疲れがしてすぐに帰路についた。そのように私は定期的に人嫌いに陥る。しばらくは、赤羽の静かな散歩道で過ごすことになりそうだ。


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荒川土手から荒川対岸の川口方面、望遠にて。


2週間前に知人がガンで亡くなった。
この3年間、彼女は肺・脳への転移と闘いながら仕事を続けていた。
最後に会った頃は声帯に転移し「夜昼なく咳が止まらない」と辛そうだった。
切除すれば咳は止まるが声を失い仕事ができなくなる。彼女は悩んだ末に声を保つ選択をした。
「東京オリンピックまで生きていたいけど、到底無理」
彼女は後に残す家族を案じながら、辛そうに話していた。

人は死そのものよりも、死に至る過程を恐れる。
私も同じで、死ぬことより老いて衰弱しても死がすぐにやって来ないことを恐れている。これから年々老いて行き最後に死を迎える。その間、どうやって生活費を確保するか目算は全くない。

知人はそうなったら生活保護を受けると言っていた。私はそこまで割り切ることはできない。なぜなら、そう決意をした途端に生気を失って行くからだ。無気力にただ生かされていても楽しくはない。だから、必死に健康を保っている。


ガンと闘っていた彼女は健康や命に対して謙虚で、思いやりがあった。
しかし、世間には元気自慢の中年女性が多くいて、閉口させられる。
そのような元気おばちゃんに、うっかり老いの寂しさなど話そうものなら、
「私は元気元気!! 老いなんか吹き飛ばしなさい」とか「寂しいなら若い友達を増やせばいいの」と反撃を受ける。私は長く付き合ったかけがいのない友人たちとの死別の寂しさを話しているのだが、彼女たちに言わせると、友人など簡単にできるものらしい。

母と死別して落ち込んでいた時も、
「誰でも死ぬものよ。さっさと忘れて自分の人生を楽しみなさい」とか「嘆いていると、あの世でお母さんが悲しむわよ」とか、元気おばちゃんたちに散々説教された。
私はグリーフケアの教科書の「悲しみは人に話すことで癒される」に従って話していた。しかし、彼女たちには理解できなかった。


不意に母が「車椅子を曳いてもらう」と言っていたことを思い出した。
「車椅子は押す、だろう」と訂正しても、終生直らなかった。
その時は深く考えなかったが、死後、「車椅子を曳く」は車夫が曳く人力車を使っていた名残だと分かった。

大正2年生まれの母は子供の頃からしばしば人力車を使っていた。久留米から隣の二日市温泉へ行く時、高良山へお参りに行く時、養母と一緒に人力車に乗って出かけていた。
養父の愛妾たちに盆暮れの付け届けをする時も、それを嫌った養母は母一人に届け物を持たせ人力車乗で愛妾巡りをさせていた。

一番、母の印象に残っている人力車は実父が危篤の時だ。
久留米の荘島小学校の授業中、突然、養父がやってきて早引きさせた。
人力車に一緒に乗った養父は「どこ行くと」と聞いてもほとんど答えなかった。

人力車は門構えの家に着き、若い女性が泣きながら母を迎え入れた。
奥の寝室へ連れて行かれると、布団の上に男性が正座して待っていた。
「千代しゃんか、大きくなったね」
笑顔で迎え入れた男性の傍では、出迎えた女性が子供のように泣き崩れていた。
母は女性を「大人のくせにみっともなか」と冷静に眺めていた。

帰りの人力車でも養父は無言だった。
しかし、先ほどの男性が自分の実父で間もなく死ぬことや、出迎えた女性が後添えだったことなど、周りの会話や雰囲気で母は理解していた。養父母は養女であることを隠さずに母を育てた。だから、実父がいたことを知っても母は驚かなかった。

すぐに死ぬ人がなぜ笑顔で正座して自分を迎えたのか、後年まで母は疑問に思っていた。
「最後の気力を振り絞って、優しい父親の記憶を残そうとしたのだろう」
母に説明すると納得していた。

実父は久留米藩重臣の嫡男として生まれ、維新後も没落せずに裕福に育った。
遊び好きのドラ息子は染物屋の娘を見初めて、突然家を出た。当時の染物屋は身分が低く、実父の母親は激昂し、実父はすぐに廃嫡させられた。そして実家は次男が継いだ。

生真面目な次男の家系は各界で成功した。
その子孫たちは今も裕福に暮らしている。
対して実父は、一時は官職を得たが、母が生まれるとすぐに実母が死去して生活は荒れた。赤ん坊だった母は養女に出された。

それ以後も、実父は浮き沈みの激しい苦しい生活を続けた。
危篤になって母が会いに行った頃は、そんな彼が第一銀行に就職して再婚し、やっと安定した生活が始まる矢先だった。


母が天草で生まれた頃も、実父は官職に就いて安定した生活をしていた。
自分が体が大きくのびのびとした性格に生まれたのは家庭が安定していたからだ、と母はよく話していた。ちなみに、母の荘島小学校の先輩に画家の青木繁とブリジストン創設者の石橋正二郎がいる。


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荒川土手から。


最近、面白い法則をネットで読んだ。
その一つは「ウッダーソンの法則」
女性は29歳までは自分より少し上の男性を好む傾向にある。
それから31歳までは同年齢の男性を好む。
それから39歳までは1歳年下を好む。
それから上は、いくら年齢を重ねても40歳あたりの男性を好む。
どうやら男の40歳は人生で一番モテる時期のようだ。

もう一つは「ピグマリオン効果」別名「ローゼンタール効果」
教育心理学における心理的行動の一つ。
心理学者が子供たちを無作為に二つのグループに分けて、担任教師に任せる。
その時、一つは大変優秀な潜在力を持っていると教師に期待させ、もう一つは無能で成績向上は望めないと期待させない。
すると、潜在能力があると言われたグループの成績はぐんぐん上昇し、そうでないグループの成績は低迷する。それは優秀だとか、無能だとかの思い込みが教師の教育姿勢に影響するからだ。

私は南九州の素朴な漁師町の小学校で育った。
その頃、私が描く絵は下手でも上手くても無条件に先生は満点をくれた。学友たちも同じで、私が何を描いても「まーちゃんは絵がうまい」と褒めてくれた。おかげで、私は絵の才能に対しては何の疑問も感じないように育ち、都会の学校に転校した頃には絶対的な自信に変化していた。だから先生が評価しなくても、学友たちがけなしても絵に対する自信は揺るがなかった。

その自信は今も同じだ。自分の作品がどんなに認められなくても挫折したことはない。これは理想的な「ピグマリオン効果」を幼少期に受けたからだと思っている。

そしてもう一つ心理的行動は、創造性が豊かな人ほど机が散らかっている。
私の机や仕事部屋も大変に散らかっている。
しかし限度はあり、土曜日は気分転換に1日かけて隅々まで徹底的に掃除し、画材や道具類を整理整頓した。私は人嫌いになると仕事部屋の大掃除をする傾向がある。


新Macはやっと全ての設定が完了し問題はなくなった。
今月末に今使っているニフティのホームページURLサービスが終了し、新しいサービスが始まる。それに合わせてHPの大改造をしている。最近のユーザーの半数はスマホなので、スマホでも見やすいように簡略化するつもりだ。しかし、長年使い続けたURLやHP画面との別れには一抹の寂しさを感じる。


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2016年9月 1日 (木)

生まれ月によって罹りやすい病気がある。新Mac後記。16年9月1日

四季のある国では、生まれ月によって罹りやすい病気と罹りにくい病気がある、との研究がある。と言っても占いではなく、米コロンビア大学のチームが170万人の患者のデータを分析して判った真面目な研究だ。

たとえば、日本人死因第1位の肺がん・気管支がんでは2月生まれが最もリスクが高く、1月、3月生まれが続く。
逆に罹りにくいのは11月生まれだ。

研究チームのメアリー・レジーナ・ポーランド博士はその理由を次のように解説している。
「1688種類の病気と誕生月の相関関係を検証したところ、55種類の病気について相関があると確認された。
その理由は、妊娠期間の季節が生まれてくる子供に影響をもたらしているからだ。
今回の調査で最も病気リスクの高い誕生月は10月だった。
その月生まれは風邪、急性咽頭炎、胃の機能障害、視覚不良などに罹りやすく、11月生まれも似た傾向にある。
しかし、10月、11月、12月生まれの心臓疾患リスクは低い。
心臓系の病気になりやすいのは3月、4月生まれだ。
日照時間が短い季節に母親のお腹の中にいたことで、心臓や心血管系の病気にかかりやすい体になったと考えられる」

9月生まれは喘息(ぜんそく)が目立つ。
最も病気に罹りにくいのは5月生まれだ。
これと言って罹りやすい病気はなく、風邪もひきにくい。
次いで7月、6月と8月生まれもリスクが低い。

秋から冬にかけての誕生月の人は罹りやすい病気が多い。
春生まれは心臓系の重病になりやすい。
そして、初夏から真夏にかけて生まれた人は病気のリスクは低い。


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30日は台風一過の素晴らしい夕空だった。
環八の交差点では若者が呆然と夕空を見上げていた。
西方に半円形の青空が広がっているのに頭上では雨が降っていた。
虹を期待したが、夕日の角度が微妙にずれていて、見えなかった。

デジカメ2台は故障しiPodはクラッシュしているので、しっかりと眼裏に焼けつけた。
--上写真は、似ている写真を過去のストックから選んだ。


8月7日に急遽購入したMac miniはようやく普通に使えるようになった。
新マックの立ち上げに忙殺している内に、気がつくと夏は終わりかけていた。
外から帰ると、薄暗い室内が冷んやりとして何となく寂しい。
人恋しくなって、昔のブログを読んだり、昔の写真を眺めたりした。

ブログに母や死んだ友人たちを見つけると懐かしい。
昔の自分の写真も沢山出てきた。
16年前の写真は、肌はハリがありシミもなく髪も艶やかで文句なしに若い。
その頃は仕事も沢山あって、お金も好きに使えた。
でも、その時に戻りたくはない。
今よりノーテンキで愚かで自分勝手で、思い出すと恥ずかしくなる。

変わらないことを願っても、変化を願っても、人は不幸になる。
釈迦も老子も荘子も言っていたように、あるがままに自然に従うのが幸せな生き方のようだ。


26年前、彫金職人を辞めて絵描きへ転向し、とりあえずお金になるイラストレーターを目指した。
今と違い、出版もグラフィクデザインもとても元気が良かった時代で、目新しい仕事をすればすぐに認められお金になった。
まず作ったのは、それまでの彫金技術を生かした立体金属イラストだった。


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因幡の白兎。
素材には加工しやすい錫を使い、透明ラッカーで着色した。


売り込むとすぐに、東京国際映画祭ポスターなど、大きな仕事が次々と入った。
最初のポスターギャラは72万だったが、彫金でも多く稼いでいたので、大した額とは思わなかった。

次々と仕事をこなしていく過程で、クライアントに提出する金属立体のラフスケッチが気に入られた。それですぐに、イラストは平面に変わり仕事が早くこなせ楽になった。
出版からの依頼も多かったが、広告と比べるとギャラが数分の一と安いので半分は断った。今思うと、とんでもなく贅沢で元気の良い時代だった。

当時、デザイナーをしていた人と話すと、今のデザイナーはかわいそうだ、と言った話になる。当時の企業の広告のコスト意識は薄く、デザイン会社の要求額はほぼ通っていた。
比べて今は渋くなり、10万程度の仕事でもコンペにかけている。
これでは仕事の質が落ちるばかりだ。

今のグラフィックデザインで恵まれているのは、オリンピックエンブレムで話題になった佐野氏のような政府や大企業と太いパイプを持っている人たちだけだ。大多数のでデザイン会社は細々と糊口をしのいでいる。


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朝の体操。
銀塩カメラで撮り、印画紙に焼いたものをスキャンした。
デジカメと比べると、解像度も色の再現性も悪い。


母の介護を始めた頃のブログを読んでいると、母の声が蘇ってくる。
90歳で肝臓ガンの手術のために駒込病院に入院していた頃は、2日毎に頼まれた食べ物などを持って見舞いに行っていた。
「来てくれたの。ありがとう」
母は毎度、嬉しそうに迎えてくれた。
そして、30分もいると、
「忙しいでしょう。早く帰りなさい」
と急かせた。
母は強がっていると思っていたが、今思うと、半分は本心だったようだ。なぜなら、母は病院の大部屋が大好きだったからだ。

母は80代で10回以上手術をした。
病院では病状が重い患者が上位階層を占める。
それは昔の牢獄の牢名主みたいなものだ。
例えると母は前科10犯の重罪人に相当し、しかも、とても元気だったので、同室の年下の患者や看護婦さんたちも大切に接してくれた。母はそれが心地良かったようだ。


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キリンの夢
日本生命倫理学会の表紙。


新Macが機能するようになってから、ホームページの作り替えに入っている。
旧ホームページは新作を追加しにくくて、未掲載の作品がかなり溜まってしまった。
今までのホームページは入れ子構造になっていて、スマホで見るには無駄が多い。
その辺りをシンプルにして、新作が初めに表示されるように、構造を改善する予定だ。

クラッシュしたMacはバックアップ機能を切っていたので大切なIDとパスワードが分からなくなり、その回復にかなりの日数を浪費した。バックアップを切っておいたのは、ちょっと見てすぐに捨てたH画像まで律儀にバックアップされていたからだ。外付けHDを点検していて捨てたH画像を見つけた時は実に恥ずかしかった。

本当に大変な思いをしたので、新Macは外付けHDを二つ付け、バックアップは完璧にしている。


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2016年8月15日 (月)

シナモン若返り法におけるクマリン含有量の注意点、と名言「心は固(まこと)に死灰のごとくならしむべし」荘子 16年8月13日

人体は肌も脳も肺も肝臓も胃腸も、その7割は毛細血管でできている。
毛細血管が減少すると、細胞は酸素・栄養不足に陥り老化する。
その時、肌はたるみシワが増え、肝臓病や認知症などを引き起こす。
言い換えると、毛細血管を増やせば若さと健康を取り戻すことができる。

毛細血管は正しくケアすることで増え、老いと病気を食い止められる。
その方法は簡単で、2週間ウォーキングを続けるだけで毛細血管は3割増える。ウォーキングにスキップを交えると更に5割以上アップできる。
最も効果的なのはシナモンの摂取だ。シナモンは粉末換算で1日にスプーン一杯ほどで驚異的に毛細血管は若返り増加する。

ただし、シナモン摂取には注意点がある。
シナモンはセイロン(スリランカ)シナモンとカシアシナモンの2種がある。
両者は別種で、注意点は長期大量摂取で肝障害を起こすことがあるクマリンの含有量である。

生涯食べ続けられるクマリンの1日許容量を、ドイツの公的機関BfRでは体重1kgあたり0.1mgと定めている。例えば体重60kgの人なら1日に6mgまでが許容量だ。


1日あたりのクマリンの摂取許容量6mg含有するシナモンの量。

セイロンシナモン      364.6g   クマリン含有は極めて微量で、多く食べても問題はない。
カシア・シナモン平均     1.9g    パウダーにすると小さじ少なめの1杯
カシア・シナモン(中国産)  8.6g    小さじ山盛り2杯
カシア・シナモン(ベトナム産)0.9g    小さじ半分。


シナモン特有の芳香はクマリンによるものだ。
クマリン自体は薬にも毒にもなる成分で、40年前に合成に成功した。
シナモン、桜の葉などの芳香成分はクマリンで、許容量以内なら抗菌作用・エストロゲン様ホルモン作用・抗血液凝固作用、老化や病気から体を守る効果がある。

古来使われてきたハーブのメリロートの主成分はクマリンの他に、体内脂質やコレステロールの酸化を防ぎ、脂肪の酸化を抑えて動脈硬化を防ぐサポニンなどがある。

漢方では多くの処方にクマリンを含有する中国産カシア・シナモン=桂皮が入っている。しかし、様々な生薬を組み合わせることで副作用が出ないように工夫されているので問題は全くない。

けいひ=桂皮
クスノキ科カシアシナモン、別名・東京(トンキン)肉桂の樹枝の皮をはいで乾燥させたもの。古来,生薬として,健胃発汗解熱鎮痛などに用いる。

日本で言う肉桂はカシアの根皮のことだ。
子供の頃は駄菓子屋で乾燥した根を束ねたものを売っていたが、高価で子供たちの憧れだった。


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写真はアメ横で50グラム(17本入り)350円のセイロンシナモン。
1本で3グラムほど。薄皮がクルクル丸まった黄土色のステック状で、香りは上品で高価。

これを1日1本食べれば、毛細血管の増加、血糖値の安定、肌を含む体全体の老化予防に効果がある。大量でも少量でも効果の差はない。治験では半本でも十分な効果があるとされている。

このまま齧っても良いが固くて粉っぽい。
私は砕いて長時間お湯か水に浸し、成分が滲出したら少し甘くして美味しく飲んでいる。もし、香りが薄いと感じるなら、カシアシナモン・パウダーを小さじ半分ほど加えると香りが増す。その程度ならクマリンの過剰摂取にはならない。効果は1週間ほどで現れる。
シナモンパウダーは水には溶けにくいが、お湯にはよく溶ける。

S&B食品の業務用シナモンパウダーに「セレクト・スリランカ産シナモンパウダー(セイロン)100g袋入り・705円」がある。当社のネット販売サイトで注文できるが、5400円以内だと送料540円がかかる。それ以上は送料無料。ただし、表記シナモンのみの商品はカシアなので注意が必要だ。


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カシアシナモンはコルク質を含んだチョコレート色の大きく分厚いもので、ココア色のパウダーにして市販されている。写真のような分厚い木皮は通常目にすることはないが、アメ横の専門店や漢方薬店で売っている。値段は圧倒的にこのカシアシナモンは安く、香りも味も濃厚だ。---この写真はネットから借用した。

シナモンパウダーはメーカー品でも、はっきりとセイロン(スリランカ)シナモンと明記されていない限り、カシアだけか、あるいは両者をブレンドしたものが多い。


クマリンは許容量以上の長期摂取で感受性の高い人に肝障害や光過敏症を起こすことがある。ただし、社会問題を起こすほど重篤な肝障害はほとんどない。黄疸のない肝機能の数値異常だけなら服用をやめるだけで回復する。

合成クマリンは、昔はシナモン香料として市販されていたが、上記の理由で今は市販されていない。
我々の世代は子供の頃、ひょうたん型のガラス瓶の赤く着色されたニッケ水を愛飲し、ニッケ入り菓子を毎日のように食べていた。それでも何ともなかったのだから健康被害は軽微だと思われる。しかし、基準量は守り、気をつけるに越したことはない。


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荒川土手の白芙蓉。
立秋を過ぎて、土手は何となく秋めいてきた。


 心は固--まこと--に死灰のごとくならしむべし  荘子

良いことは素直に喜べばいい。自然に喜べは、喜びはすぐに燃え尽きて灰になり、心は静まり新たな生命が始まる。

人は往々にして喜びや情愛に執着し、喜びを長引かせようと画策する。喜びは執着すれば煩悩に変わり、煩悩の炎に心身はいつまでも苛まれる。

辛いことも素早く燃え尽きさせれば良い。
だが言葉ほどに容易ではない。
愚痴を言ったり、怒りに任せたり、悩むことは無意味だと自分に言い聞かせても、煩悩の苦しみは増すばかりだ。

煩悩に苦しむ時、ブッダは瞑想して執着を捨て去れと説いた。
座禅は瞑想の効果的な方法の一つだ。

一見、瞑想は難しそうだが、脳科学ではとても簡単だとされている。
ただボーッとしていたり、散歩をするだけで瞑想と同じ効果がある。
確かに、散歩したりボーッと自然を眺めているだけで、青空や自然の草木と自分が一体化するのを感じ、心が軽くなるのを感じる。
その時、煩悩は燃え尽き灰になって静かな満ち足りた心が生まれている。


先々週の土曜日6日、4年間使ったMac10.10のPCが突然に壊れた。
どうしても起動しないので、翌日曜日に池袋のビックカメラでMac10,11を泣く泣く買った。


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パソコンが壊れた夜の戸田の花火大会。
土手道は見物客で一杯だったが、私は花火には興味がないので、逆方向に歩いた。

前方遠くに小さく、足立区あたりで催されている花火が見えた。
遠い花火は、歩きながら聴いていた蛍の光の原曲-old long sinceに妙に似合っていた。


左の男性は、翌日、新しいパソコンを買いに出かけた時の埼京線車内の40前後の男性。
どこか、昭和を引きずっているようで、何となく描きたくなった。

壊れたMacからデータの一部は救出できたが、他は諦めた。
プリンタードライバー、スキャナーソフト、文書ソフト、修復ソフト、AdobeからレンタルしているPotoshopにIllustratorの回復、iTunesへの曲の再インストール、その他膨大な復旧作業が次々と加わった。OS10.10とOS10.11は僅か0.1違いなのに、ほとんどのソフトが適応せず、バージョンアップしなければならなく、再構築は今も8割ほどしか終わっていない。

壊れたMacはバックアップ機能標準装備で、2テラの外付けHDを2台接続してあった。しかし、すぐに捨てたエッチ画像までしっかり保存してくれる過剰機能が恥ずかしくて、使わずにおいたらこの憂き目に遭ってしまった。それで新Macのバックアップ機能はオンにしてある。


保証期間はMacサポートが受けられる。
先週は毎日のように電話相談した。だが、相談の8割は解決せず、ほとんどはネット検索して自分で解決した。長年、いつも感じているが、Macサポートの能力はとても低い。友人に聞くとWindowsのサポートも同じようなもののようだ。

破損の理由は暑さの所為だった。
この機種は買った時から熱を持ちやすく、放熱しやすいように置き場所を工夫したが、十分ではなかった。その点、無骨に大きかった昔のMacはほとんど故障することはなかった。

新機種も同じMac miniだが、1日使っても冷たいままで熱くならない。他にも、かな入力で旧機種は小文字が入りにくかったが、新機種では誤作動がない。予定外の出費は痛いが、これも縁だと諦めている。


iTunesの復旧過程で古今亭志ん生の火焔太鼓を見つけて聞いた。
志ん生の話しは本当に面白く、腹の底から笑い転げた。

私は彼の現役時代を知っている最後の世代だ。
初めて上野の鈴本で出会った時は倒れた後だったが、ただ高座に現れ「えーー」と不明瞭で間のある語りが始まっただけで、客席は大うけしていた。
火焔太鼓を聞き終えると、下町の街並みの間から見える昭和の空を思い出して切なくなった。夏の終わりはいつも、一年の終わりを感じ、センチメンタルになってしまう。


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2016年8月 3日 (水)

歯科治療におけるB型・C型肝炎やHIV(エイズウイルス)の感染リスク。16年8月3日

日本赤十字社の献血指針では、歯科治療後3日間は献血してはならない。理由は口中の常在菌が歯肉・歯根などの傷口から感染している恐れがあるからだ。

更に、血液を介して感染するB型・C型肝炎やHIV(エイズウイルス)などは出血が起きやすい歯科治療での感染リスクがある。殊に出血しやすい抜歯では一般的な外科手術と同等の感染リスクがある。

実際にC型肝炎ウイルスなどに汚染された歯科器具による感染事例は国内外で報告されている。
3年前の日本歯科新聞のニュースだが、米国オクラホマ州で開業する歯科医院にて、C型肝炎とエイズに感染させられたと保健局に患者が訴えた。すぐにその歯科医院で治療したことのある患者7000人は血液検査を勧告された。

検査結果の員数記載などはなかったが、大規模な院内感染が起きていたようだ。
その歯科医院は長年器具の消毒滅菌などの感染予防対策を怠り、錆びた器具を使うなど感染リスクの高い治療を続けてきた。

米国の歯科医療現場は、感染予防対策を保険会社から厳しく強制されるので比較的安全とされている。もし、予防策を怠ると保険会社から訴えられ莫大な違約金を課せられるからだ。しかし、米国の地方小規模歯科医院では安価な旧型の治療器具を使ったりして、感染予防対策をおろそかにしているケースが多い。

特に安価な歯を削る道具・ハンドピースを使うと、ドリルを装着するタービンヘッド内に血液が入り込み、次の患者を感染させる恐れがある。

歯科治療の基本セットは、歯を削るハンドピース以外に、ミラー、ピンセット、唾液等を吸い出すバキュームチップ、その先端に装着するチップ(またはバー)、根管治療に使うリーマー、切開用メス、歯石除去用のキュレット、超音波スケーラー、などがある。

感染予防を徹底するには血液汚染が起きにくい高性能ハンドピースを含め、基本セット全てを患者毎に取り替えるべきだ。しかし、そのように感染予防対策をとっている歯科医院は2割前後と言われている。

歯科衛生士たちの証言では、器具だけでなくグローブ=医療手袋の交換すらしない歯科医が多くいる。
厚生労働省の院内感染対策ガイドラインでは、使用したハンドピースは患者ごとに交換しオートクレーブ滅菌をすることを強く勧めている。

オートクレーブ滅菌=
121度以上の高圧水蒸気で細菌やウイルスを殺滅または除去すること。
ハンドピースのヘッド内部には、高速回転するタービンが組み込まれている。そのターピンが回転を停止した際に血液や唾液が吸い込まれる現象が起きる。最新型のハンドピースには逆流防止の装置が付いているが完全ではなく、ごくわずかな血液が吸引されることがある。そこで高圧高温水蒸気でタービン内部まで処理されるオートクレーブ滅菌が推奨されている。

他の器具はアルコール消毒で滅菌できる。しかし、ハンドピースのタービン内部の肝炎ウイルスなどは完全除去できない。論外だが錆びた器具については、アルコール消毒では極めて不完全で感染リスクは高くなる。

しかし、高価なハンドピースを多数揃えている歯科医院は少ない。
多くは午前と午後の2度取り替えるのが普通だ。
この状況での患者側の予防策は、器具が取り替えられている午前一番か午後一番の治療を予約することを勧める。

歯科医をしていた友人の話しでは、血液・体液中の多くの細菌や肝炎ウイルスやエイズウイルスは体外に出ると空気中の酸素により急速に感染力をなくす。だから、お昼休み後の一番目の治療なら、仮に汚染している器具でも、感染力は小さい。自由に歯科医院を選べない患者はそのような時間帯を選ぶのが予防策になる。

感染予防の意識の高い歯科医師は積極的に治療器具の高度滅菌を行っていることを患者に積極的に告知している。
私が毎月クリーニングで通っている赤羽の上野歯科医院もそのような予防策が取られた安全な医院の一つだ。


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荒川土手から見た都心方向。
猛烈な驟雨がやってきては去った。


今回の都知事選は様々なドラマがあって面白かった。
昨日の散歩途中に喫茶店で休んでいたら、隣のテープルの熟年女性のグループが、石原慎太郎の大年増の厚化粧発言を怒りまくっていた。私の姉も同じで、あの一言は女性たちの逆鱗に触れたようだ。

元大阪府知事の橋下氏は、石原発言の時、傍の増田候補がヘラヘラしていて反攻の千載一遇のチャンスをなくしたと話していた。もし、増田氏が「女性蔑視」と石原氏をたしなめたら、今回の流れは変わったかもしれない。

後で、そのことを指摘された増田氏は、次に喋ることを考えていて石原氏の話はほとんど聞いていなかったと話していた。そのような機転のなさも彼の敗因なのかもしれない。

各候補の演説の記録はほとんど読んだが、小池氏の演説は実に巧みで、長文を淀みなく最後まで読み切ることができた。しかし、増田・鳥越両氏の演説は退屈で分かりにくく、全部を読む前に投げ出してしまった。


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クサギの花。
葉や茎には異臭があるが、花の香りは甘い。
今、散歩道の至る所で香っている。


小池百合子氏の勝因はいくつもあるが、私は名前の簡単さも勝因の一つだと思っている。
鳥越俊太郎氏は見るからに書くのが面倒くさい。
増田寛也氏の名前ひろやは応援議員ですら名前をてるやと間違えていた。
その点小池百合子は覚えやすく書くのも簡単だった。

加えて、3候補の中で小池氏は一番情熱があった。
対して、増田氏は都議会の、鳥越氏は野党連合の操り人形だと都民は見抜いていた。

寸前で立候補から降りた共産党系の宇都宮健児氏の政策はしっかりしていた。しかし、鳥越陣営からの陰湿な嫌がらせを受け降板に追い込まれた。彼に小池氏ほどの情熱があったら、当選の可能性は低くても違う結果が生まれていたはずだ。


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«にぎやかな鳥越・小池論争。大橋巨泉と永六輔の死で昭和は遠くなり精霊トンボの季節となった。16年7月21日