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2006年9月12日 (火)

落ち葉焚き。 2002年11月16日

深夜、母は死んだように寝ていた。
微動だにせず、本当に死んでいるように見えた。
心配になり、しばらく見ていると肩が少し動いたので安堵し仕事に戻った。

私はそのような89歳の老母と二人暮らしをしている。
唯一の家族の母もすぐに死を迎えるだろう。

そのような日々の中、人の心遣いが嬉しい。
人に優しくされると、世の中捨てたものではないと思えて来る。社会の豊かさは簡単に測れるものではないが、心が豊かな社会が真に豊かなのだろう。私は無宗教だが宇宙の法則みたいなものは常に感じる。完全に幸せな者はいないし完全に不幸な者もいない、老親の介護をして知った人の優しさも、その法則に従っている。

今年は東京の紅葉が美しい。冷たい大気を胸一杯に吸い込んで散歩するのは心地よい。近くの赤羽台を歩いていると落ち葉焚きの煙が漂っていた。喉の辺りに甘味を残すような、落ち葉焚きの煙の香りは好きだ。昔、庭のある家に住んでいた頃、毎日、落ち葉焚きをしていた。しかし、今の集合住宅へ移ってからは無理で、時折、無性に焚き火がしたくなる。

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