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2006年9月14日 (木)

乳母車と車椅子   2003年1月11日

この数日の暖かさで、自然公園の厚く氷結していた池はすっかり溶けてしまった。冬至から30分は日が長くなった。そのように日が長くなり続けて、春がやって来るのだろう。

昨夜は「高校教師」のリニューアルを見た。
やはり旧作へは及ばない。旧作、真田広之--羽村先生の生真面目さ、桜井幸子--二宮繭の母性に似たひたむきさ。それらの設定は今の時代にはそぐわないのかもしれない。

年賀状は今日2通が届いた。これだけ遅れて届く年賀状はお義理ではない。
その1通は飼い猫が死んで年賀状を書く気力が湧かなかった、との詫び状だった。その気持ちはとってもよく分かる。もう1通は身内の不幸による遅れだった。

自然公園で母が歩いている後ろを、私は車椅子に乗ってついて行った。
母の車椅子は介護車で自走できないので、私は足で地面を引き寄せるように進む。平地はそれで楽に進むが、少しでも上りになると進むのが大変だ。

私が車椅子に乗って母の後ろをついて行くと、二歳程の赤ちゃんがよちよち近づいて来て「アブアブ」と話しかけた。どうやら乗せろと言っているらしい。傍でお母さんが困った顔をしていた。
「いいですよ」
私はその子を車椅子に乗せて、少し動かしてあげた。赤ちゃんは大喜びで、もう降りないと頑張った。お母さんは無理にだっこして、立ち止まって待っている母に謝った。
「こんなものには乗らない方が良いのよ」
母は笑いながら赤ちゃんに話しかけたが、意味が分かるはずがない。
母親は、恐縮しながら、去って行った。

子供に車椅子は大きな乳母車に見えるようだ。
乳母車に乗った子供とすれ違う時、子供は決まって、どうして大人が乳母車に乗っているんだ、と言った目で母を睨む。その憮然とした表情がとても可愛い。

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