« 役に立たないものは美しい。     2003年1月20日 | トップページ | 知らない人からお菓子を貰った。  2003年1月22日 »

2006年9月16日 (土)

季節の変化を待つ母。 2003年1月20日

母は腰痛を除けば元気である。しかし、89歳の年齢を思うと余命はあまりないだろう。仮に今年一杯で命が尽きたとしても仕方がない、と覚悟している。

この2ヶ月、母を自然公園へ連れて行き、歩かせるのが日課になっている。
母は、自然公園に草木が芽吹き、桜が咲く春を心待ちにしている。
今の様子では、桜も初夏の新緑も見ることができるはずだ。しかし、夏の猛暑に体力を消耗すれば、秋の彼岸花を見ることができないかもしれない。

先日、母が整形外科でペインクリニックの治療中、用事を済ませに家に帰った。
母のいない住まいは寂しく広く感じた。
「咳をしても一人」
誰の句であったか、やがてそれが永遠になる日が必ず来るだろう。しかし、人生は闇だけではない。人生の中で様々なものを失いながら、同じくらい何かを得ている。それは夜の闇の後に夜明けが来ることに、そして、眩しいほどの真昼の後に夕暮れがやってくることに似ている。人生は一所に留まる事はない。生々流転するから人生に退屈しないのかもしれない。

Ma_3

Ma_4

Ma_5

Ma7

Ma_8

|

« 役に立たないものは美しい。     2003年1月20日 | トップページ | 知らない人からお菓子を貰った。  2003年1月22日 »