知らない人からお菓子を貰った。 2003年1月22日
母の散歩の帰り道に見事なピラカンサスがある。
房のような赤い実にカケスが群がっていた。どうやらカケスの好物のようだ。自然公園の手摺り脇に、ピラカンサスが実生で沢山育っている。多分、犯人はカケスだろう。
母の車椅子を押すようになって、見知らぬ老人から挨拶される。母も誰彼無く会釈する。時には長話になって、見知らぬ人の家庭の事情まで知ることになる。もしかすると、車椅子の親子は良い人に見えて、安心して声をかけてくれるのかもしれない。
そのように何度も同じ人に会っていると、菓子類を手渡そうと私たちを道筋で待っている人もいる。母はそのような気遣いが嬉しいようで、なんでも喜んで受け取っている。
先日、そのことを友人に話したら
「知らない人から、食べ物をもらうものではない」と注意された。確かに、今の世相では危ない事かもしれない。
老いたら礼節をわきまえるようになると思われているが、実際は老人世代は若い頃から礼儀正しく親切だった。昔はそういう時代であった。だから、今の若者たちが老いた時、同じように礼節をわきまえた老人社会が出来上がるとは思っていない。むしろ、老人特有の偏屈さばかり目立つ、自己中の嫌な老人社会になりそうな気がする。
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