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2006年9月14日 (木)

五体投地とプリン  2003年1月7日

今日は七草。松飾りを外して七草粥を作った。
正月の気配が消えてほっとした。
その一方、直に冬が終わるかと思うと寂しい。
春の訪れは好きだが、時間の過ぎる早さにうんざりしているからだ。
春が来れば直ぐに夏、そしてあっという間に秋が来て年末年始の慌ただしさを嘆く。

これは洗濯や料理と同じようなものだ。
繰り返しが続くことに喜びがある。
思い煩わず、ゆったりと時の流れに身を任せれば良いことだ。

そんな事を考えていたら、ふいに五体投地に一生を捧げるチベットの巡礼者の姿が浮かんだ。あの映像を見ていると、彼らの思い切りの良さが羨ましくなる。

今朝は風が無く寒さが緩んだ。西の方角に赤みを帯びた富士が見えた。
母が定期検診で老人センターへ行く日である。
無線タクシーを呼び、朝早く訪れた姉に母を連れて行って貰った。

母を送り出して二度寝をしたら、お昼近く、宅急便で目覚めた。
荷物は九州からの椎茸である。肉厚の良品で、すぐに冷水に浸けて冷蔵庫にしまった。明日、この椎茸と高野豆腐を煮ることにした。

知人のA子から飲み過ぎてプリンが食いたいからレシピを送れ、とメールが入った。彼女は元は絵描きであるが、今はタレントをしたりシャンソンを歌ったりしている。どんな生き方をしても、練馬の裕福な家のお嬢さんなので暮らしには困らない。

私は昔プリン作りにはまり、毎日毎日プリンを作っていた。
プリンは卵と砂糖と牛乳にバニラと、実にシンプルな組成であるが調理は極めてデリケートで奥が深い。私の方法は、通常の卵2個へ牛乳200mlの割合に対し、更に卵2,3個分の卵黄を加える。そうするとこくのある出来になる。甘みは果糖を使い爽やかに仕上げる。カラメルはもうもうと煙が上がるほど加熱して苦く仕上げる。バニラは出来るならバニラビーンズを使うが、こだわりはない。そして食べる時、ラム酒かプランディーを少量かける。そうやって作ったプリンは実に美味い。市販の高級品より私の方が美味いと思っている。

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