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2006年9月20日 (水)

歯を失う辛さ。続、正しい歯科医の選び方。 2003年2月28日

素晴らしい快晴。春目前というのに今朝の冷え込みは厳しい。自然公園へ行く道に4,5㎝の霜柱が立ち、公園の池は氷結していた。しかし確実に春である。木々は微かに芽吹き、ネコ柳の穂は薄緑の花弁を無数に出して、まるで大きな毛虫のように見えた。

午後は歯医者へ行き、生まれて初めて永久歯を抜いた。歯一本で大仰と思われるが、とても切ない。私には美味しいものを味あわせてくれた大切な歯である。たった1本でも本物と代用品では違う。私の歯は極めて緻密で堅く、削るのが大変だと、どの歯科医も誉めていた。子供の頃から堅い鰹節や出汁昆布、堅い食物ばかり選んで食べていたからだ。

それが、この体たらくで情けない。歯磨きを怠ったからではない。むしろ熱心すぎるくらいであった。原因はセラミックの差し歯を、前にかかっていた歯科医が咬合調整を放棄していたからである。
自然の歯やプラスチックの歯は自然にすり減り、咬合調整の必要はない。しかし、セラミック歯は自然の歯と比べて堅く、時折、歯科医で削って調整しないとその歯だけが突出して異常な力がかかる。特に私の差し歯は犬歯と奥歯の間の歯で、歯根が1本のみの構造的に割れやすい歯であった。
そして、その歯根の割れ目から細菌が一気に深部へ進入して歯槽骨に感染し破壊してしまった。早く気付いていれば対策は沢山あっただけに、残念でならない。

歯根は極めて頑強に生えていて、医師は時間をかけ難渋しながら、幾つかに割って取り出した。しがみついている歯根を無理矢理抜かれるのは切ない。医師はブリッジにするかと聞いたが、私は1本義歯にと頼んだ。入歯は手入れが煩雑だが、ブリッジのように両側の健康な歯を削る必要がない。それなら失敗しても取り替えれば済む。加えて、食後の残りかすを容易に取り除くことができて衛生的である。私の知っている歯科医も自分の歯はブリッヂではなく1本義歯を選択している。

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