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2006年9月20日 (水)

子供の頃のツワブキ採り  2003年3月14日

 先日、みのもんたのワイドショーで郷里日南市を取り上げていた。私は知らなかったがあの地方は長寿が多いらしい。その理由は温暖な気候に、新鮮な魚介類とツワブキを食べているから、と言っていた。
ツワブキが長寿の元とは知らなかった。映像で年寄りが畑のツワブキを採るシーンがあったが、私の頃はツワブキは山に自生しているのを子供が採ってくるものだった。

ツワブキのシーズンは今頃で、山の南斜面で産毛に覆われた若いのを選んで採った。しかし、映像のツワブキは大きく成長したものばかりで堅くて不味いように見えた。私達はそれをオンジョ--じいさんの意味--と言って嫌っていた。そういえば、先日九州の兄が市販されているツワブキを送ってきたが堅くて不味かった。それは畑で作ったものなのだろう。畑で作り始めたのは、今の子供が山へツワブキ採りへ行かないからかもしれない。昔はツワブキとタケノコ採りは子供の仕事だった。

子供の頃は、竹杖とわら縄一本を持って山へ行った。竹杖はマムシを追い払うために使う。ツワブキの多い斜面はマムシが多く、シーズン中に必ず誰かが噛まれた。私の友達もツワブキ採りの最中に噛まれ、皆で背負って、病院へ担ぎ込んだことがある。

わら縄はツワブキを縛るのに使った。子供でも産毛の生えた若くて美味しいツワブキが半日で一抱えは採れた。帰ってから皆でツワブキの皮むきをした。ツワブキはあくが強く剥いていると指先が茶色に染まった。皮むきに飽きると、不味くて食べないオンジョを交互に折って首飾りを作って遊んだ。ツワブキは鰹節と大鍋で煮込んだ。生醤油で煮詰めた佃煮も美味かった。

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