続 正しい歯科医の選び方 2003年2月21日
歯周病は40代以上の9割以上がかかっている。しかし、その原因を熟知している人は少ない。かく言う私も、丹念なブラッシングで予防できると思っていた。これは大変な間違いで、今思うと残念でならない。
歯槽膿漏はブラッシングだけでは絶対に防げない。その原因は歯肉中に隠れた歯茎の歯垢と歯石にある。一見綺麗な歯でも歯肉のポケットを開いてみると、歯石は付着している。
"リンゴを食べると出血"がその兆候であるが、それはヤスリのような歯石によって歯肉内側が傷ついて出血するのである。その上、歯石は軽石状で細菌の巣窟になっている。その為、傷ついた歯肉はさらに細菌に感染して炎症を起こし歯槽膿漏になるのである。
咬合の不具合も歯槽膿漏を促進させる。私の場合は一部の歯に強力な負荷がかかり、一気に弱った歯槽骨を破壊してしまった。歯肉中の歯垢歯石は歯ブラシ広告のようにブラッシングで落とせる代物ではない。歯石は歯科医で除去してもらう他ない。但しその場合は、歯科医の診療方針、歯科衛生士の技量が大きく治療結果を左右する。
私が失敗したもう一つの原因は遠方の歯科医を選んだことにある。1年前、初めて歯茎が腫れたことがあった。直ぐにその歯科医に電話をすると予約が一杯だから来週に来てくれとのことだった。しかし、腫れは2日程で引き、後は何の不都合もないので、そのまま行かなかった。
その後も時折歯肉は腫れたが、すぐに治まるので気にしなかった。もし、地元の歯科医にかかっていたら、腫れたらすぐに気楽に行っていた。私はそのようにして完治の機会を失ってしまった。
繰り返すが歯科医に任せてはいけない。上述のように、自分で症状をしっかり認識して、しっこく医師に訴えないといけない。それでも適切な処置をしないなら、即刻、歯科医を替えるべきである。
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