メロドラマとお昼の支度 2003年4月7日
母の散歩をさせ終えて、午前10時に帰宅。直ぐにTVをつけると、画面は入り乱れた不倫メロドラマ。ドラマは何故か夜の室内シーンの連続。明るい昼の散歩の後に見ると、映画館へ入ってすぐのように目が慣れるのに時間がかかる。
「貴女無しでは一日も過ごせない・・・」よく聞くドラマの台詞だが、真は突いている。そうやって回りが見えなくなって突っ走っているうち、このように乱れてしまうのかと妙に納得する。
不倫妻が不器用に野菜を刻んでいるシーンでは決まって男から電話かかる。そのシーンで、私は現実に引き戻されて、流しに漬けておいた食器を洗い昼の支度に入る。
今日は生協で買った揚げを甘辛に煮込み、仙台の笹鎌、茹でたほうれん草を添えてキツネうどんを作る。ダシは淡色の関西風。九州産の小葱と七味とおぼろ昆布をたっぷりかけて母と食す。たとえ一人で食べても、思わず膝を打つ程に美味い。
この性分だから嫁の来てがない。昔、暮らしていた女が「私は貴方に何をさせて貰えるの。」と怒ったことがある。しかし、私は楽しい料理をする権利を彼女に与え、彼女の不味い手料理を食べる気はサラサラなかった。そんな生活を続けていたら、いつの間にか彼女は居なくなった。
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