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2006年10月15日 (日)

破られていない日めくり暦  2003年11月7日

日めくり暦が27日で止まっているのに気付いた。暦めくりは母の仕事で、27日の入院日からめくられていない。母は体調を壊してからも、朝5時に起床して掃除をする習慣は壊さなかった。

母が元気な頃、私は夜昼逆転の生活を続け母の起床と入れ違いに寝ていた。
母は朝の掃除をして朝食を摂り、7時半には近所の整形へ出かけた。診療までの1時間ほどの待合室は年寄りの集会場になっていた。治療が始まると母は勝手に自分でリハビリをして、終えると近所で買い物をして10時頃に帰宅した。今思うと、夢のように母は元気だった。

去年のことを遠い昔のことのように思い出しながら、過ぎた日の暦をめくった。
暦の今日の格言は「最悪と思う時は最悪ではない。」と書かれていた。今の自分にぴったりだと思った。
ここのところ仕事の展開は見えないし、母の病気で時間が取られ出費もかさんでいる。それを最悪と思っていたが、よく考えると、まだ最悪ではない。仕事が展開しないのは動かないからで、動けば展開して行く。母も手術をすれば悪いながら安定する。何かをすれば何かが起こる。これは自然の道理である。

最近、知人に会うと、もしものことがあったら寂しいですね、と同情される。確かに、普段は仕事に熱中しているが、静かな深夜等、不意に寂しくなる。今日のようにめくり残しの暦を見ただけでも、間欠泉のように寂しさがこみあげる。
その一方で、一人の生活にはすぐに慣れてしまう。
母も食事は不味いと文句を言いながら病院生活に慣れてきた。深夜でも、トイレに立つと看護婦さんが直ぐに飛んできて付き添ってくれる環境は意外と快適なようだ。昔、私は2度アキレス腱断裂で入院し、三食昼寝付きの生活に馴染んでしまい、退院したくなくなったことがあった。
病院は若い女性の職場だ。今日、病院へ行くと可愛い看護婦さんがにこやかに挨拶してくれた。辛い毎日の中、このような色気に接するとほっとする。

母は次の治療が始まらず退屈していた。退院して赤羽自然観察公園へ早く行きたい様子だ。先日撮った公園の写真を持って行くと喜んでいた。

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