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2006年10月 4日 (水)

必要以上に頑張らない。それが自然の摂理。   2003年7月29日

驟雨で涼しくなったのに、すぐに暑くなった。
ベランダのガラス戸を開け放ち、御簾を下げる。下の環状8号線の轟音に交じって蝉の声が聞こえる。安物だが敷き替えた畳表の香りが良い。その上に小さなちゃぶ台を置いて、冷や麦に冷や奴を食べた。薬味は小葱、青ジソ、下ろした新生姜、それにたっぷりの鰹節をたっぷり。他に母へ見舞いに貰った小ハゼの佃煮が少々。これですっかり夏気分になった。

夕暮れ、テレビは消すと、穏やかな時間の流れを感じる。このように静かに歳を経て行ければ幸せなのだが、そうは行くまい。
最近、他人を羨ましく思わなくなった。どんなに恵まれていても、不幸であっても、真ん中は皆平等である。今日幸せな人は明日は不幸かもしれないし、今日不幸であっても明日は幸せかもしれない。母の病院へ通い始めてからそう思うようになった。入院患者を眺めていていると、それぞれの境遇より、それぞれの考え方が幸不幸を左右するようだ。

今日は病院行きは休みなので、自然公園へ行った。
自然公園だが立ち入り禁止区域に入って野草を痛めつける者が多い。しかし、自然の動植物は負けてはいない。1週間もすると踏みつぶされたツユクサが起き上がっていたりする。自然は実に逞しく潔い。当たり前かもしれないが彼等は自分の不幸はすぐに忘れてしまう。どうやら、嫌なことを忘れるのが自然の摂理のようだ。

だが、人間は厭なことがあると、必要以上に頑張って疲れ果ててしまう。
疲れた顔で歩いていると知人に「頑張って下さい。」と励まされた。「頑張れ」の言葉は疲れる。「有り難うございます。」と答える笑顔が不自然になってしまい、自己嫌悪に陥って更に疲労が増した。

人の世界は楽しいけど疲れる。対して自然は厳しいけど、気持ちが安らぐ。
私が自然から学んのは、必要以上に頑張らないことだ。

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