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2006年10月10日 (火)

彼岸花の膝痛   2003年9月17日

仕事の合間に夜景を見る。星空は見えないが、地上180度キラキラと夜景が広がって見える。この数日は大気が澄み切っていて格別に美しい。地上には埼京線と新幹線が見える。先程外へ出ると、北赤羽から五つ先の武蔵野線と埼京線の交差する武蔵浦和駅から下り電車が出るのが見えた。

昼間はシーツと夏布団を洗った。洗濯に時間を取られたので母の散歩は昼食後出かけた。
午後の赤羽自然観察公園に人影はなかった。今日の母は少しだけ元気を取り戻し10メートル程歩いてくれた。白昼の静けさの中、路傍に彼岸花が咲いていた。この花の出現は唐突でいつも驚かされる。母は彼岸花が大好きで、花を見て更に元気になってくれた。

昔、母が膝痛で苦しんでいる頃、彼岸花の球根を神田の漢方薬問屋で仕入れて、すり下ろし湿布に用いた。効果はなかったので、残った球根は家敷地の斜面に植えた。以来、秋には素晴らしい群落を見ることが出来た。

膝の痛みは80歳の頃、老人センターで両膝を人工膝関節に取り替えてもらった。執刀医は名医と評判の人で、母の膝の手術は大成功だった。母は膝痛からは解放されたが、当時の人工膝関節は90度しか曲がらず、以来、転ぶと自力で立ち上がれなくなった。当時は、人工関節の機能を考慮して、転んでも立ち上がれるように片足だけが通常であった。
今の人工膝関節は正座が出来るまで進化している。母の足は骨粗しょう症が起きていないので、人工膝関節は13年後の今も緩むことなく健在である。

散歩から帰ると出がけに干した夏布団がすっかり乾いていた。すぐに残りの寝具を洗っい、結局、夕刻までに3度干すことができた。深夜仕事を終えて、太陽の香りのするシーツに寝ころぶと幸せな気分になった。

Mati3

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