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2006年10月30日 (月)

子供の匂い  2004年4月5日

昨夜は冷たい雨だったが今朝は晴れ渡った。
今年の桜は開花後冷涼な日が続き長持ちしている。赤羽自然観察公園では柳に続いて、樺が新芽を出した。それらの北方系の樹木の形は柔らかくこの上なく優しい。

手元に今西錦司著の「大興安嶺探検」がある。大興安嶺山地は中露国境のシベリアに繋がる広大な森林帯である。湿地帯には柳類や樺類が点在し、赤羽自然観察公園の小さな湿地帯に少し似ている。この公園の湿地は大興安嶺と比べ可もなく小さいが、北方の大湿原へ想像を飛翻させるに十分である。

緑道公園の桜広場では、舞い落ちた桜の花弁の上を保育所の子ども達が転がって歓声を上げていた。その子ども達とすれ違った時、乳臭い子どもの匂いがした。
物語で人食い鬼が隠れている子ども達の傍で「美味そうな子どもの匂いがするぞ。」と言うシーンがある。あの子どもの匂いとはこのことかと思った。
小学生になってもこの乳臭さは残っている。離乳から遙かに成長しているのに乳臭いのは不思議である。蛇足だが、子羊の肉も乳臭い。

今日は公園から赤羽駅へ出てダイエーへ行き母に飲ませる乾燥アガリクスを一月分買った。母の車椅子を押して人混みを行くのは疲れる。帰り緑道公園へ入ると、静まり返り、母も私もささくれた気持ちが和んだ。やはり、人混みは苦手である

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