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2006年10月12日 (木)

紫ツユクサと介護    2003年10月2日

赤羽自然観察公園では春から露草が咲き続けている。露草は大気汚染を嫌い、空気の清浄度の指標になる。花の鮮やかなウルトラマリーンの色素は友禅染めの下書きに使われる。この色素は鮮やかにも関わらず決して布を染めない。試しに白ワイシャツの袖に色素を擦り付けてみたが、水洗いで簡単に落とすことができた。

帰宅すると旧知の女優さんから公演案内が届いていた。しかし、公演は母の治療と精密検査に重なる。迷った末、行けない旨の返信をした。
最後に彼女に会ったのは横浜だった。外人墓地の下り坂で彼女に靴擦れが出来たのを覚えている。下ろしたてのハイヒールが足に馴染んでいなかったようだ。心配してタクシーを拾おうとしたが、彼女は平気だと歩き続けた。見るからに痛そうな靴擦れなのに、女優さんとは我慢強いものだと驚いた。その日のデートのことは他は記憶していない。変なことばかり記憶しているものだ。

母は肝臓ガンの症状が出て、この2,3日下痢が続いている。介護で大変なのは食べさせることと排泄させることだ。この流れがスムースだと介護は実に楽だ。我が家はカットちり紙を沢山用意し、床が汚れた時は殺菌力のある洗剤スプレーを併用してふき取り、汚れたちり紙はトイレに流す。完璧にしようとせず、大雑把にやっていれば介護はさして苦労ではない。

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