慌ただしい母の退院 2003年12月10日
明日は母の退院。母の部屋を絵の乾燥や物置代わりに使っていたので、一面散らかったままだ。大掃除を始めると、光ケーブル工事の人が来て中断してしまった。
病院行きは休み。夕刻、お茶の水の画廊に急いで出かけた。
作家とは面識はないが、企画した人から頼まれて行った。知らない人ばかりのオープニングパーティーは落ち着かない。画廊は早々に辞して帰宅した。夕食後、再度大掃除に追われた。昨日は徹夜で大掃除をして、出がけに大量のゴミを捨てた。今日は早めに切り上げてゆっくり眠りたい。
12月11日 (Thu)
みぞれになりそうな寒い雨である。午前10時前、母は姉とタクシーで退院して来た。母は一時間の乗車に疲れ果て、部屋へ入るとすぐにベットに横になった。暖房は昨夜から効かせておいたが、布団が冷たくて寒いと言う。そこまでは気が回らなかった。大急ぎで湯たんぽを押し入れから探し出した。更に、母の部屋着も必要である。数日かけて片づいた部屋は再び散らかってしまった。
すぐに湯を沸かし、湯たんぽを満タンにして足元に押し込んだ。それからお昼に食べさせる食品の買い出しに出た。一人だと食べものは簡単だが、食欲の落ちた母はそうはいかない。ポケットの1万円札があっというまに飛んで消えた。
買い出しから帰ると薬が足りないと言う。駒込病院の看護婦さんが入れ忘れたようだ。再び外出して母の家庭医のKさんに処方して貰い薬局に回った。帰宅すると今度は肩が痛いと言うので常備薬の塗り薬を探し出した。
お昼はナメコ入りキツネうどん、甘エビの刺身、ほうれん草のひたし、それにヨーグルトをつけた。病院食は刑務所なみに不味いらしい。だから、母はどれも美味いと食べていた。人は口から食べていれば必ず元気になる。とりあえず、一安心した。
しかし、食事が終わると小便が出ないと言う。9月の一時退院の時も同じだった。その時は近所を車椅子で一周させて体を揺らすとすぐに出た。しかし、母の疲れ具合、寒い雨、それらを考慮すると今日は無理である。本人はそのうち出るだろうとのんびり構えているので、信じることにした。
慌ただしい1日であった。隣のネコのモモちゃんのようにのんびりしたい。これから絵を描くが、徹夜になりそうだ。
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