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2006年10月10日 (火)

老いを受け入れる    2003年9月15日

赤羽自然観察公園で、母の足取りは以前より重く感じた。
母は散歩にすっかり疲れたようで、帰るとすぐにベットに横になった。
肝臓ガンで駒込病院へ入院する前は一日中椅子に座ってテレビを見るだけの体力があったが、一時退院した今は殆どベットに寝ている。 

母は一昨年の88歳の頃は、赤羽駅前のアピレまでバスで買い物に出かけていた。
帰りが遅いと心配していると、ついでに池袋まで行って来たと平然としていた。しかし、去年11月、突然、腰椎圧迫骨折の箇所が悪化し激痛のためまったく歩けなくなった。今、腰痛はペインクリニックで治まっているが、以来、車椅子生活になってしまった。母を見ていると老人の1年は我々の5年くらいに相当するように思える。少し前の母の姿が夢のように遠い過去になってしまった。

人は同じ場所に留まっていられないようだ。
ただ、老いのシステムは巧く出来ていて、生活が変われば本人もそれに合わせて変化する。これが若者ならなかなか変化を受け入れられないのに、老人は諦めてすぐに受け入れる。逆に考えると、現実の変化を否定して、老いを嘆く間はまだ若いのかもしれない。

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