幸せの青い鳥 2003年9月7日
昨日は友人が東京フォーラムで公演最終のSTOMPに招待してくれた。良い場所ではないが、それでも8000円である。斜め前に小錦が綺麗な女の子を連れて座っていた。椅子を四つ取り除いて大きなベンチが置かれていたが、それでも彼には窮屈そうだった。
日常雑具のモップやゴミバケツを巧みに使って音を演出するアーテイストグループである。
しかし、リズム感覚が和太鼓に似ていて、さほど新鮮さは感じない。加えて、たびたび出演者が演技を止めて、観客の拍手を待つので、興ざめした。
観客の若者達は熱く拍手や口笛を鳴らしていたが、物音だけで感動させるのは難しい。私は初めから期待していなかったが、友人は辛い思いをしている私を労うためにしてくれたことで、その好意には深く感謝した。
帰り銀座でタイ料理をご馳走になった。久しぶりに飲んだビールが美味かった。
帰りの京浜東北線で田端を通る時、母が入院中の駒込病院方面を眺めると、現実に引き戻され酔いが醒めた。
翌日は母を駒込病院の駐車場へ連れだした。深い木立に囲まれていて、母はとても喜んだ。
母は退院が決まり顔色が良くなったように見える。一月後、体力が回復していれば再入院して肝臓ガンの治療に入る。僅かな期間だが、母は自然公園に行くのを楽しみにしている。
駐車場と天祖神社境内との境に緑色の鳥の羽が落ちていた。私には幸せの青い鳥のように思え、拾って持ち帰った。羽の大きさから、鳩程の鳥である。母の経過が良い暗示かもしれない。
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