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2006年10月20日 (金)

雑穀米の効能と美味しさ  2004年1月12日

先日の駒込病院での診察で、肝臓ガンの手術結果が良かったことを聞いてから母は食欲が回復した。母を見ていると、食は生きることの基本であると痛感する。

最近、母の主食は私と同じになった。基本配合は、発芽玄米、ハトムギ、アマランサス、ダッタンソバ。これだけではパサパサして食べにくいので餅ヒエか餅米を加える。最初は餅粟を加えていたが途中から餅ヒエの方が美味い事を知った。私の玄米歴は長く40年程になる。初めは健康の為だが、外食で普通の白米を食べると物足りなく、玄米の美味さを確信するようになった。現在の配合も、健康の為だけでなく、美味しいので続けている。

母は今までは白米を食べていた。半月前、試しに私の五穀米を食べると美味い言う。それで私と同じになった。この配合は繊維質が多く母の便通にも良い。母の食欲が増したのも便通を整えたからだ。

アマランサスは形状は粟やヒエに似ている。アフリカでは主食にしている地方もある。癖のない粘りのある穀類である。ストレスを取るのに著効があるらしいが、確かではない。
ダッタンソバは食物中で最高にルチンを含有している。ルチンは血管壁を強化する働きがある。母も私も表皮の毛細血管が切れやすい体質で、知らない内に青あざができていたり、白目の血管が破れ、ウサギのように目が赤くなることが多い。食べるようになってからこれもかなり減った。

道具は普通の片手鍋。
初心者の頃は圧力鍋を使っていたが、米の旨味を損なうので止めた。

炊き方は大雑把。
たっぷりの水でハトムギを30分煮る。それに一気に残りの素材を入れよくかき混ぜ、30分とろ火。
普通、隣室で仕事をしているので、焦げの香りがしたら慌ててかけつけ火を止める。
後は30分程放置して、熱いうちにパックに移す。
水加減は目分量なので、炊きあがる頃、蓋を取ってカニの穴を確認。早く水が枯れた時は差し水と、赤「子泣いても蓋取るな、」などの禁忌事項は完全無視。いいかげんでも立派に炊きあがるから不思議だ。この五穀米のお焦げの美味さは絶品。練りウニを塗っても、シンプルに味噌を塗っただけでも素晴らしい。

昼は鏡餅でお汁粉を作って食事にそえた。
安く買った茹で小豆の缶詰を軽く水洗いして砂糖と隠し味の塩を加え、汁に伸ばす。最近の茹で小豆の缶詰には澱粉が混ぜてあるので水洗いするとさっぱりして美味くなる。鏡餅は塊のまま電子レンジで加熱すると、つきたてのように柔らかになる。それを伸し餅にして小さく切ってこんがり焼く。年寄りは餅を喉に詰まらせるので、小さく切りこんがり焼くことが必要である。

お汁粉にそえるお茶は抹茶をたてた。と言っても茶道用の高級品ではない。番茶の良品を電動茶臼で微粉末にする。私はこれをシェーカーで泡立つようにお湯に溶く。抹茶を茶筅でたてるのと同じ原理で、泡立てると渋みがまろやかになって美味くなる。食は健康の基本で、栄養価だけでなく美味く食べることが大切だ。

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