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2006年10月23日 (月)

王子稲荷の初午  2004年2月9日

今日は初午。地下鉄南北線を使って車椅子の母を連れて行った。
南北線王子駅のエレベーター出口は北トピア前の広場にある。そこからJRのガード下を潜って段丘下の音無川河畔に出る。その辺りへ来ると参拝客で賑わっている。更に王子稲荷へ向かうと縁日が並び大変な混雑だ。昼間は、のんびり歩く老人や小さな子供、車椅子で来ている老人が多く、母の車椅子も気にせず押すことができた。

王子稲荷は階段上にある。私たちは神社裏の急坂を車椅子を押し上げ境内に入った。
神楽殿では巫女姿の小さな女の子たちが舞っていた。写真やビデオを撮りまくる親たちのとろけそうな顔が可笑しい。母を本殿脇に待たせて、私は人並みで埋まった本殿にお詣りして、それから崖に点在する小さな祠にお詣りした。

帰り道、母は久しぶりの縁日に喜んでいた。
昔の縁日は怪しげな店が並んで面白かった。小さな机で真鍮板を彫っている迷子札屋。店先のローラーでするめを延ばすノシイカ屋。ヒル石を七輪で炙ってニョロニョロと膨らまし、客寄せをする薬屋。個性的な店が並んで見世物小屋のように楽しかったが、今は同じような食い物屋ばかりでつまらない。

私は20年前、初午を一ヶ月早く勘違いして、1月の夕暮れに行ったことがある。当然、夜店のあるはずの通りには何もなく、私は頭の中が真っ白になって、キツネに化かされた気持ちだった。
緞帳が上がると目の前に観客がいない悪夢を見ることがあると、ある歌手が話していたが、その時の気分はそれに似ているかもしれない。

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