普通の生活が最高のハッピーエンド 2004年3月26日
今日は散歩の帰り、タクシー券を貰いに福祉事務所へ行った。母は両足膝が人工関節で3級の障害者に認定されている。それで年間4万程のタクシー券がでる。十分ではないが駒込病院でのガン治療へ年間5回程タクシーを利用できる。タクシー券は配送してくれるが、届くのを待つのが厭なので、取りに行った。
豊川悦司の「ラブストーリー」は最終回だった。
残念ながら安直なハッピーエンドで、パワーダウンは否めない。しかし、悲劇には出来ないので仕方がないだろう。
ハッピーエンドで終わるとその先が気になる。多分、二人は蜜月後に子供の誕生で幸せの絶頂になる。やがて子供の成長につれ、どうしようもない倦怠期に入る。それでも二人は夫婦の危機を克服して静かな老後を迎える。しかし、老いは避けがたく、やがて二人のどちらかが病み死別する。私はそこまで描いてくれないとハッピーエンドの気がしない。
最近、普通が最高に良いと思うようになった。子どもが出来たり、仕事が成功したする幸せ。病気になったり仕事に失敗したりの悲しみ。そして、不幸から立ち直る幸せ。それらが交互に程良く配されているのが普通の生活だと思っている。しかし、これが意外に難しい。
赤羽自然観察公園は春めいて来た。今日の寒空の下、枯れ葉色の中にイボタの木や柳の新芽が目が覚めるように美しい。何でもないこの普通の風景に感動出来るのが、普通の生活の素晴らしさのようだ。
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