生き甲斐はなくても幸せ 2004年3月3日
お彼岸が近づき、博多の警固にある菩提寺から供養料を送れと言って来た。ゆとりがあれば喜んで送るが、今は母の治療費等、物入りが多くて難しい。生活も建て直し中で大変である。そのような状況なのに、手を替え品を替えお布施を要求してくるお寺に怒りを感じる。
しかし、母には何とかすると答えておいた。老母が色々心配するのは更に辛い。
3月4日
仕事場の点けっぱなしのテレビで、生き甲斐について話していた。
生き甲斐がそれ程重要なのものなのかなと、ふと思った。
朝起きて、外へ出て季節の風を感じ、食事が美味しく夜に熟睡できるなら、生き甲斐はなくても幸せである。
生き甲斐を言い始めたのは、高度成長期と一致するような気がする。
戦後の混乱期は、今日明日、食事ができれば満足だった。戦中は赤ん坊だったので記憶はないが、それこそ殺されなければ幸せだった。昔、知人が末期ガンで、筑地のがんセンターに頻繁に見舞っていた。その病室は末期ガンの人ばかりで、今日明日生き長らえていれば幸せ、と言った雰囲気だった。
どうやら、生き甲斐は時間つぶしに考えるもののようだ。
ようやく仕事が動き始め、毎日仕事の打診の電話が入る。入っても決定までには幾つもの関門があるので楽観は出来ないが、動き始めただけで嬉しい。もし、仕事が決まって、苦境を乗り越える事ができれば、その達成感が私の生き甲斐である。・・・等と、生き甲斐を言っているところを見ると、私も時間つぶしをしているようだ。
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