行く夏の雑記。2004年8月11日
昨日は母が通所リハビリに行っている間に、池袋へ買い物へ出た。
なくなりかけたシャネルのアフターシェイブローションを西武で買った。1瓶6000円だが2年程使うので高くはない。商品名はアンテウスで発売以来20年程使っている。新製品を薦められたが、アンテウスの香りは私の一部になっているので変えるわけにはいかない。しかし、新製品の爽やかな香りにも惹かれる。この際、香りと一緒に人生も変えてしまいたいと、ふと思った。
行き帰りの電車は親子ずれで賑わっていた。ピカチュウとJRとの協賛企画で、都内の駅々に備えられたスタンプを集めると、ピカチュウの記念品が貰える。
駅で親子の動きを見ていると、方向音痴の親子、せっかちで下車するとすぐに駆け出す親子、それぞれが自分のスケジュールを通そうと言い合っている親子、家庭の個性が出ていて面白い。
圧倒的に母子が多いのだが、希に父子もいる。母子は殆どが現実的で、スタンプの行列にいち早く並ぼうとする。しかし、父親の多くは照れがあるのか、駆け出したりはせず、おっとりと後方に並ぶ。
帰りの電車は赤羽止まりで車庫へ入った。空の電車のドアが閉まる時、駆け寄った小学生が乗れなくて残念と、大仰に悔しがっていた。彼は車庫行きの電車に乗って何処へ行こうとしていたのだろうか、想像すると可笑しい。
8月13日
風の中に微かな秋の気配を感じる。早朝や夕暮れにはヒグラシが鳴き始めた。
散歩の行きがけ、桐ヶ丘団地へ消防車の一団が次々と走り去った。梯子車も交ざっているのでビル火災のようだ。夏に火事は暑苦しい。
赤羽自然観察公園はお盆で人影が少ない。清流でキジ鳩とスズメが水浴びをしていた。水辺のイヌコリヤナギに他のキジ鳩が水浴びの順番待ちをしている。好き勝手に清流に飛び降りるスズメを見守っているキジ鳩の姿はほほえましい。
旧盆で、祖先のことが書かれた古文書を読み返した。
母方の祖先は八女茶の産地、福岡県黒木町に本拠を置く黒木氏である。居城は猫尾城とある。私も母も猫が大好きなのはその所為なのか。黒木氏は大友氏の配下にあったが、戦国末期、秀吉の九州出兵で命運尽き、幾つかの分派に別れて今に至っている。
旧知のユニバーサルデザイナーからペットボトルのアンケートへの協力を求められた。
近く彼女の事務所へ行き、座談会に加わる。アンケートの対象は50代で私はギリギリセーフだ。団塊の世代は最近注目の的なので、その関連のアンケートなのだろう。彼女はスラリとした美形で、電話を貰っただけで、ときめくものがあった。
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