介護は適当にやらないと長続きしない 2004年9月8日
昨日、母を通所リハビリへ送ってから部屋を片付けていると姉が訪ねてきた。
姉は死んだ父に似て潔癖症である。母の部屋の掃除が行き届いていないと文句を言い始めた。黙って掃除をしてくれれば有り難いのだが、言わずにはいられない性分である。
父や姉に反して、私と母は小さいことは気にしない。トイレ台所風呂場などの水回りはこまめに掃除をするが、他は綿埃を見つけてつまんで捨てるだけだ。ただし、掃除をする時は徹底的に大掃除する。
「掃除しなくても死ぬことはない」と言うと姉は呆れていた。介護は完璧を狙わず、手を抜くことが大事である。それで、心にゆとりができ長続きする。
母の部屋の掃除を姉に任せ、私は寝転がってテレビを見ていた。元気な年寄りの特集で双子同士で結婚した2組の老夫婦が出ていた。結婚式から新婚旅行、出産まで総て同じ、住まいも寝室も食事も総て共有。双子同士といえ、ここまで一緒は珍しい。不思議なことは、夫兄弟の歯が全く同じ箇所が欠損して、残存歯も同じように傷んでいたことだ。この分では子ども作りも共有なのではと想像した。
姉が母のタオルケットを取り替えたので私が洗濯した。
ベランダに干し終えると、18号台風余波の驟雨がやってきた。慌てて取り込むとすぐに日が射す。再び干すとまた驟雨。面倒になって干したままに散歩へ出た。
デジカメで400枚程樹木の写真を撮った。以前、銀塩フイルムで紙焼きしていた頃はこれだけ撮ると2万円程かかり、後の写真の保管も大変だった。デジカメは安くて便利だ。
夜9時過ぎ、神棚の榊が台風の風で落ちた。窓は閉めてあるが、15㎝角程の小窓から吹き込んだ猛烈な風で、5メートル離れた榊を倒れたのである。
その頃、大手町で風速33メートルを記録していた。ここは高層なのでもっと強かったのかもしれない。
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