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2006年11月 1日 (水)

何も結果が得られなくても何かをし続ける。  2004年4月30日

爽やか連休である。しかし、自由業の私には連休は関係なく、毎日が仕事日でもあり、休日でもある。

母の体調は良い。次の駒込病院での検査は骨盤のCTスキャンとゴールドマン視野検査。前者の骨盤のCTスキャンはガンの転移のあるなしの検査だが、たとえガン転移が見つかったとしても、91歳の年齢を思うと抗癌剤治療も放射線治療も何もしない。

後者のゴールドマン視野検査は緑内障の検査である。
以前から母は眼圧が高いが、視野狭窄の自覚は少ない。緑内症は精神的な影響も受けやすいので、気休めに毎日ブルーベリーを食べさせている。今の楽しそうな母を見ていると、さほど心配はいらないかもしれない。
母は眼圧の高いタイプの緑内障で、眼圧を正常に保つだけで進行は止められる。対して日本人に多い正常圧緑内障は厄介である。眼圧は下げすぎると網膜の抑えが弱くなり網膜剥離を起こしやすくなる。

母は混み合う駒込病院の眼科を嫌っている。最近やっと開院した近所の東京北社会保険病院に6月から眼科が開設される。手始めに眼科を受け、更に他の科も順次変えようかと思う。
口には出さないが、母は自分の死に場所は東京北社会保険病院だと思っている。病室は広々とした4人部屋でバストイレ付きだ。病院は社会保険庁最後の無駄遣いの遺産で、中規模公的総合病院では日本最高の施設である。見学に行った時、職員の志気は高く行き届いた対応に母はいたく感動していた。私も歩いてすぐのこの病院ならいつでも駆けつけて安心だ。

母の死期を考えることに違和感はない。母が逝けば次は私の老いである。
今、私は毎日車椅子を10㎞以上押す体力がある。しかし、何時までも保てる訳はない。私自身気づかないだけで、体の中で老化は確実に進行しているはずだ。

赤羽自然観察公園では多くの老人達がリハビリの為に歩き続けている。しかし、この1年で大半の老人の顔ぶれが入れ替わった。卒業して行った老人達には僅かな期間だが、自然に接したことは代え難く尊い。
何も結果が得られなくても何かをし続ける。それが生きていることかもしれない。

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