耳鼻科の内視鏡 2004年9月29日
10時半の予約時間に東京北社会保険病院耳鼻科へ着いた。
母は最近、夜中に鼻づまりを起こす。一度、診せないと、いつまでもうるさく訴えるので、昨日予約を取った。
母は診察に外出着で行くという。しかし、母の洋服ダンスを開けると驚くほど外出着は少ない。母は老いてからは窮屈な服が苦手で、以前の服は殆ど処分した。それから、母に新しい服は買ってやれないでいる。結局、昨日眼科へ着て行ったのと同じ服になった。
病院では顔見知りの老人に次々と出会った。まるで自然公園の同窓会である。改めて地元の病院だと思った。待合室には3人が待っていた。すぐに次々とはけて11時前には診察を受けられた。非常勤の若い医師だが懇切丁寧である。器具もハイテクが揃い、鼻腔内にファイバースコープを挿入してモニターで傍らの私にも見せてもらえた。
「綺麗ですね。問題はありません。」
医師はテキパキと器具を操作していた。
今は例えば副鼻腔内でも、異常があればその場で、ファイバースコープを使って、粘膜の病変を削り取って洗浄し、薬剤を吹き付ける。だから、慢性副鼻腔炎でも大掛かりな手術は不要になった。
重要な画像は紙焼きされて、医師は母に説明していた。写真に異常はないが念のためにレントゲンも撮った。結果は5分足らずで出て、副鼻腔にも異常がなかった。
民間医院と違い、診察時間は十分に長く、画像を見ながらの説明は納得ができる。母はすっかり安心していた。薬は軽いステロイド系の点鼻剤を処方して貰った。初診料910円。同じくらいの検査でも駒込病院では2000円以上は取られていた。初診料に病院によって大きな開きがあることは聞いていたが、これ程とは知らなかった。
薬局は正門前のウナギ屋に併設してあるコトブキ薬局を使うことにした。入り口にスロープがあり、母の車椅子を入れられるからである。
病院前に薬局が乱立していて競争が激しく、サービス良く待ち時間にお茶が出た。トイレを使いたいと母が言うと、薬局の女の子が優しく手伝ってくれた。
店をでると台風余波の雨が落ちてきた。買い物へ行く予定だったが、そのまま帰宅した。
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