鰺の刺身とアニサキス 2004年11月28日
3分間の砂時計を見ながら歯磨きをする。
使っている超音波歯ブラシは3分間で自動停止終するのだが、この3分間が実に長く落ち着かない。それで砂時計を見ながら気を紛らすようになった。
以前にも書いたが、砂時計は人生を模して作られているように思える。膨らみの山まで砂が減るのはじれったいほどゆっくりである。しかし、残り少なくなると一気に終わってしまう。人生も成人まではゆったりと月日は過ぎていたが、中年を越した今はあっという間に過ぎてしまう。砂時計は誤差があり、歯ブラシは砂が落ち終わってから7秒後に停止する。その時、手のひらの中で振動が止まり、なんとなく命が終わったように感じる。
日曜で自然公園は人出が多かった。親子が多いのはわかるが、何故か時間のゆとりのある老人も日曜は多い。人恋しいのかもしれない。
自然公園の老人には町中の憂鬱な老人達と違い笑顔がある。そう言えば、昔の老人も笑顔が多かった。笑わない老人でもどこか威厳やゆとりがあった。そう思うのは最近施設に入った旧知のAさんから笑顔が消えてしまったからだ。
Aさんは笑顔が消えると同時に老いが進んだように感じる。笑顔は栄養やビタミンと同じくらい必要な要素のようだ。
公園からイトーヨーカ堂へ行き小鳥の餌を買った。
公園ではスズメにあげる餌が少なく、休んでいる私達の回りにしばらく、スズメたちがいた。スズメたちは何となく食べ足りなく見えた。
餌を買った後、アピレの食品市場で鰺の刺身を買った。美味い鰺だったが、昼食後アニサキスが気になって調べてみた。説明でアニサキス症の激痛の原因はアニサキスが胃壁に食いつくからではなくアレルギー反応であることを知った。鯖に当たるのも、アニサキスによるアレルギーの所為らしい。だから、アニサキスを幾匹も丸飲みしてもアレルギーのない人はまったく無自覚で終わる。ちなみに、アニサキスの激痛は、人体の中で生息出来ないアニサキスは死滅するので、4日もすると快癒してしまう。
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