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2006年12月 2日 (土)

悩みを再生産する人の英知は時として煩わしい。2004年11月8日

昨日日曜は快晴で日射しが強く、夏服で歩いている人が多かった。
11月に夏服とは異常だ。おかげで、ノープラでTシャツの女の子に見とれてしまい、車椅子を段差に引っかけてしまった。車椅子を押していると視線が低くなるので、短いスカートも気になる。特に、御諏訪さん脇の急斜面を押し上げる時、一層視線の位置が低くなって、坂上に先を行く短いスカートが気になる。

先月から住まい下の公園に30代のホームレスが住み着いている。
最近は中年の仲間が加わり2人で生活している。中年はベテランで、公園の水道を使い、こまめに洗濯し、植木の上に広げて干している。
日中は二人とも、彼等特有の気配を消した視線でボーっとベンチに腰かけている。二人が会話を交わしている姿は見たことがない。共にきれい好きで、若い方が公園を掃除をする係のようだ。二人とも、ドロップアウトしていることを除けば、極めて健全な人達である。

段ボールハウスは、バブルの頃、新宿西口広場辺りに出現した。それより以前、アメリカの路上生活者を見聞きした時は、遠い国の出来事と思っていたが、日本に出現した時はショックだった。それがいつの間にか、ホームレスに違和感を感じなった。

彼らの生活は、都心にトランクルームを月1万程で借りて身の回りの品を預け、携帯電話を持ち、週二回のペースで銭湯に行き、頭は3ヶ月に1回理髪店で整え、郵便局に私書箱を設け、月3万程で慎ましく生活をする。そして、就職面接がある時はトランクルームから背広一式を取りだして、ごく普通に出かけていく。
しかし、冬場はとても厳しい生活だ。私の知っている老ホームレスは体調が悪くなると急患で入院して体力を回復させる。

ホームレスが出現する程に安価な住宅は払底しているのに、空き住宅用地は加速度的に増えている。最近も散歩コースの無人の住宅が取り壊され駐車場に変わった。最近は至る所空き地ばかりで、急速に社会のバランスが壊れ始めているようだ。

ガン検診について、ガンセンターニュースに面白いものがあった。
検診料、男-189,000円 女-225,750円を支払えば、全身の微細な初期ガンまで発見が可能というものだ。但し、微細な初期ガンは見つけても何もせず、観察するのが望ましいとある。
しかし、微細な初期ガンがあるのに、何もせずに平然としていられる人は少ない。殆どの人は気になって、中にはノイローゼになる人もいるだろう。
ガンを知ったり、ガン手術をしたりすると免疫機構がバランスを失い、一気にガンが増大し転移が始まることがある。それでもなお、その検診を受ける意義が分からない。
私はお金がないのでそのような検診を受ける気はないが、何も手を着けない初期ガン等見つからない方が良いと思っている。

健康でもガンは出来たり消えたりしている。何かの原因でそのシステムに異常が生じた時、ガンは一気に病気へ発展するのである。皮膚ガンのように目視できるものなら観察は簡単だが、体の中を観察するとなると負担は重い。
てきることなら動物のようにその一瞬一瞬に生きていたい。悩みを再生産する人の英知は時として煩わしい。

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