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2006年12月 7日 (木)

編集者の父親  2004年12月2日

午後、パロル舎編集の川畑氏に池袋西武の書店リブロ主催の絵本展に誘われた。絵本はリブロが選んだ翻訳物が多く見応えがあった。
国産に優れた絵本が少ないのは作家の責任ではない。出版界の衰退により、編集者が新人を使わず、有名作家に頼りすぎているからである。

絵本展を見終わった後、二人でビールを飲んだ。電話ではよく話しているが、直接合うのは一昨年以来である。川畑氏は洒落たチェックの上着を着ていた。
「この上着は、親父の遺品です。これがピッタリの体型になったのかと、感慨深いです。」
彼は最近は太り気味で、薩摩隼人の父上の体型に似てきたことを照れながら話した。彼は国体の柔道にも出場したことのある威丈夫である。私は彼の父上はこんな人だったのかと、感慨深く眺めた。

6時前、これから児童文学の舟崎克彦氏の会へ出席する川畑氏と別れた。舟崎氏主催の会は在京の編集者が集まるサロンみたいなものである。私は出席したことがないが、イラストレーターや作家の中には潜り込んで編集者と仲良くしようとする者もいる。仲良くなったからと言って、本が出来るほど甘い世界ではないのだが。

北赤羽に着く頃はすっかり酔いが醒めていた。駅前のスーパーライフに寄って宇都宮餃子とチキン照り焼きを買った。冷たい川風を感じながら、今日は少し良い日だと思った。

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