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2006年12月 3日 (日)

雨の銀座とモリコーネ   2004年11月19日

母の散歩と雑用を1時までに済ませ、銀座へ出かけた。
石川の山中温泉で挽物作りをしている職人さんの作品展初日である。ギャラリーは泰明小学校先の高速道高架の近く。
彼は親子二代の挽物師である。木訥で加賀山中の雰囲気をそのまま東京へ持ってきているような人だ。作品を前にして、仕事の話は楽しかったが、次の予定があるので3時に辞した。

その後、知人のT氏が銀座に最近事務所を開いたので、挨拶に行った。
その頃は寒い雨が降っていた。雨の銀座は風情があって、殊に女性が美しい。大きな絵を小脇に抱えた画家の卵らしき人が急ぎ足で通り過ぎる。通り道の画廊を外から眺めながら、昭和通近くの事務所にたどり着くと、遅い私を知人は待ちかねていた。

T氏は電通の要職を早期退社してキャラクター管理の仕事を始めた。できれば絵本などの出版まで事業の枠を広げたいと計画している。6時頃まで、ビールを飲みながら、今の出版事情を話した。
帰ろうとすると、良い曲があるから聞いてみないかと引き止められた。イタリー製の良いスピーカーである。高音の切れがよく透明感がある。さすがに、我が家の6000円のパソコン用セットとは違う。

それから、暫く音楽の話をして別れた。
帰宅は7時10分。教育テレビ7時からの絶滅動物シリーズ、サーベルタイガーを見たかったが少し間に合わなかった。
母はベットに寝ないで待っていた。九州の兄からクール便で海産物が送ってきていて、それが気になっていたようだ。急いで開けると、蒲鉾、薩摩揚げと甘鯛のみそ漬けが入っていた。甘鯛は長崎産の開きを午前中の散歩帰りに多めに買ったばかりである。好物は重なるものだと母は苦笑した。

T氏事務所のイタリー製のスピーカーの音が耳に残っていた。
itunesを起動させて先日ハードディスクに入れたエンリコ・モリコーネの曲をかけた。その中の「La Califfa」は劇団七曜日の宣伝美術をしていた頃、「お化け物語」のBGMに使われた曲で久しぶりに聴く。その時、付き合っていた女性のことが、昨日のことのように思い出され、胸の奥が痛くなった。

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