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2006年12月 9日 (土)

黄金クモの喧嘩    2004年12月21日

ガラス瓶にポトスがさしてある。
母がペインクリニックに行く途中の店先に枯れかけた鉢があり、それから一葉だけ採ってきたものだ。それが、部屋に合ったらしく、グングン成長して葉の数が8枚を越えた。与えるのは水だけで肥料のたぐいは与えない。だが、それでは可哀想になって、液肥を数滴与えてみた。すると、たちまち弱って、葉から白い粉をふいて枯れかけてしまった。どうやら、ポトスは水道水に含まれる僅かな栄養で十分なようだ。

そのポトスが最近、成長を止めて新芽が出なくなった。原因は都が進めている高度浄水化計画の所為で水道水から不純物が減ったからのようだ。それで再度、100ccの水に1滴だけ液肥を入れて与えてみた。今度は以前のように弱らず、元気に成長始めた。
とすると、私たちは以前、肥料分のある水道水を飲んでいた、と言うことになる。

今、先週見つけた蠅取りクモがキーボードの脇を跳ねている。餌は大丈夫なのか心配になる。クモを嫌う人が多いが、南九州で育った私達には親しみのある虫である。子どもの頃、黒と黄色の横縞のキンコブと呼んでいた大型のクモを捕まえて喧嘩させて遊んだ。

クモの喧嘩は大人の方がもっと熱心で、部屋の鴨居に木の枝を刺して、キンコブに巣を張らせて飼っている家は多かった。餌を与えるのは子供の役目で、カナブンからチョウチョまで、捕まえて与えていた。残酷なシーンだが、キンコブがミイラみたいに獲物を糸でぐるぐる巻きにする様子は驚異的で子供たちは感動の目で見入っていた。
大きなキンコブは滅多にいず、見つけると興奮した。
東京でも稀に見つけると、子供の頃のように胸が高鳴る。

もっと大きなクモではヌスットコブという子どもの手の平くらいのがいた。それは主に便所の壁に張り付いていて、蠅やゴキブリを捕まえて食べていた。灰色っぽく、見かけは不気味だが、ヌスットコブを殺すと祟ると言われていたので、殺す事は絶対にしなかった。

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