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2006年12月18日 (月)

ドーモ君とウサ爺の隠れ家  2005年2月14日

母は少し元気になって、先週からは長く止めていた編み物を始めた。
一昨年、肝臓ガン手術で駒込病院に入院する前、母は編み物はもうしないと思ったのか、柳行李一杯の毛糸を田舎の知人へ送ってしまった。今考えると、生還できないと覚悟していたようだ。
そんな訳で、毛糸が残り少なく、先日、駅高架下の手芸材料店へ行った。冬の終わりの今は毛糸はかなり安く、10玉入りが450円であった。

生活にゆとりがあるころは、良いと思えば、高い手芸材料でも大量に買った。今も20年前に買った高価な鹿革が丸めてしまってある。母が最近作っていたビーズの大半も、昔、問屋で箱で買ったものだ。革細工用のカシメは箱で殆ど揃っている。紐類は浅草橋の問屋で全色を揃えた。以前は小さな手芸材料店をやれるくらいの品ぞろいがあったが、こちらへ引っ越す時大部分は捨てたり人にあげてしまった。

私の夢は機能的な工房を作ることだ。木材から金属素材まで大量に揃えて、旋盤、溶接、鍛冶の道具で色々なものを作りたい。車の運転には興味はないが、コンパクトな和室を備えた車は作ってみたい。和室には畳を敷いて掘り炬燵を作り、その車で冬の北国を旅したら楽しいだろうと想像したりする。

大木の樹上の家もいい。真夏の午後、梯子で上って寝ころび、鳥たちと同じ目線で昼寝をしたら気持ちよさそうである。
地下室もいい。入り口は何気ない公園の大木の根元で、秘密のボタンを押すと丸い穴がパッと開いて、階段で下りると気持ちの良い地下室がある。NHKのCMでやっているドーモ君とウサ爺の家のようなものである。
それは子どもの頃から憧れで、友だちと山の斜面に穴を掘り、ロウソクを立て、むしろを敷いて隠れ家を造った。今考えると湿気が多くて快適ではないが、木の根や土の匂いを懐かしく思い出す。
それは東京の子も同じで、赤羽自然観察公園が出来る前、その近くの山の斜面に子ども達が穴を掘って隠れ家を造って遊んでいた。彼等も私と同じようにドーモ君とウサ爺の家を作りたいと思っていたのだろう。

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