またもや自己嫌悪の1日 2005年4月29日
目の精密検査日である。
母に似て私も眼圧が高めで、医師に検査を薦められていた。
母の散歩は早めに済ませ昼食。1時半に家を出て、東京北社会保険病院眼科受付に1時45分。待ち時間の退屈しのぎに絵本原稿を持参したが、すぐに検査に呼ばれた。予約より早いのは助かる。今回のゴールドマン視野検査は母が何度も受けているので要領は得ている。しかし、実際に私が受けてみると、思いの他、ストレスがあった。
直径50㎝程の白い半球状のドームに片目を隠して顔を固定。検査技師が丁寧に手順を説明してくれるが、見えた見えないのボタンを押す加減が難しそうだ。
すぐに検査室の光が落とされ、ドームに光の点がランダムに映った。その都度、確認ボタンを押す。光は見える限界までコンピューター制御で弱められるので、緊張感を伴い本当に疲れる。検査は20分程で終了。すぐに担当医師がモニターの記録を診断。幸いにも、まだ視野欠損はない。
「これから、年1回は追跡検査をしてみましょう」
医師の言葉が面倒に思えた。
2時30分に会計。こちらの待ち時間は15分程。総計1時間半で帰宅した。
母が駒込病院で検査を受けていた頃は、2ヶ月前に予約を取り、朝7時タクシーで自宅を出て、検査まで2時間は待たされた。更に診察室で1時間待たされて結果を聞き、午後遅くタクシーで帰宅した。タクシー代は1万円。それに昼食代、診療費の差額が上乗せされて老人割引でも4千円近くかかった。その上、母も私も心身共に疲れ果てて帰宅した。
しかし、東京北社会保険病院での検査費は基本料金のみ。
母の場合は800円。
私はその3倍の2400円。
驚く程安くて予約もすぐに取れる。
病院は近くに限る。
母の夕食は早めに済ませ、午後6時に家を出た。
池袋東武デパートでの水野さん作品展会場には既に宮さんと上條さんが来ていた。水野さんは売れっ子なので初日に5点以上は売れていた。この分では楽日を待たずにほぼ完売しそうだ。彼女は本当に売れっ子の絵描きさんである。
すぐにドイツ文学の天沼氏と出版関係が加わって、総勢11名でジュンク堂裏の飲み屋へ行った。水野さんのお祝いなので私は静かにしていようと思っていたが、結局、言いたい放題騒いでしまった。
夜12時過ぎ、赤羽への帰り道でアルコールが抜け、いつものように深い自己嫌悪に陥った。この悪循環は死ぬまで治りそうにない。
酔い覚めの不快さをシャワーで洗い流して、パソコンのメールチェックをした。れから天井を見上げながら今日一日の反省。ビデオに録画した12チャンWBSを見て午前3時に就寝した。
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