最悪と思っている時は最悪ではない。2005年3月30日
桐ヶ丘の日溜まりの桜が数輪開花した。しかし、他はまだである。天気は良くても風は冷たい。それでも、冬服では汗をかくし、薄着では風邪を引く。これからは着るものに頭を悩ます。
母は1月に風邪を引いてから回復に手間取ったが、ようやく元気になった。しかし、母の体調のことは常に気になる。91歳では、突然問題が起きてもしかたがない。
昨夜も、母が寝入ってから様子を見に行った。年寄りの呼吸は浅く、寝ていると死んでいるように見える。しばらく様子を見ていて、布団が微かに動いたので安堵して自室へ戻った。
私が寝入ってから、母が呼んだような気がして目覚めることもある。殆どは錯覚だが、老母を抱えているストレスは大きい。
母が倒れてから3年、悩み多い生活を続けていたので、すっかり、平穏な生活を忘れてしまった。もし、平穏な生活を取り戻したら、次は私自身に色々問題が起きるのだろう。平穏は願わず、変化を恐れないようにしよう。
緑道公園の桜祭り会場は桜が咲かないままに撤収になった。主催者は残念なことだろう。
4月2日
相変わらず生活は厳しい。それにしても、蓄えが月々減っていくのに何も対応出来ないのは辛い。今まで、数限りなく危機を乗り越えてきたが、そのような幸運はいつか途切れるものだ。そんなことを考えていると、ストレスで眠れなくなる。このままでは悪いことが重なってガンや重い病気になってしまうのではと不安になる。
老母の面倒を看ているので、周囲からは母に年金があって最低の生活できるのだろうと思われている。残念ながら父は失敗ばかり続けて年金らしきものは僅かだ。それも介護保険の自己負担分で消えてしまう。
生活は厳しくても、朝になると元気が出る。散歩に出て、公園の自然に触れると力が蘇る。"最悪と思っている時は最悪ではない"の諺は正しい。
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