健康な間は幸せ。2005年4月3日
"死ぬまでは生きている"と自分に言い聞かせている。
言葉はその時に合わせて、"生活できる内は生活できる"とか"失敗しないうちは成功だ"とか、都合良く言い替えている。
住まい下の新河岸川河畔沿いのユキヤナギが開花した。枝ごと白い花に覆われ、雪の精のように美しい。一昨日辺りから開花した桜にはスズメ達が群がり、せっせと花軸の蜜を吸っては花を落とす。スズメのすることなので、人が枝を折るのと違い可愛い。
隣家のYさんから桜の枝を貰った。話では、今日行ったゴルフ練習場で、建物増築の為、桜が切り倒されたので、その枝を貰ってきたとのこと。咲き終わるのを待って切れば良いものを、哀れである。早速、花瓶にさし、小枝は仏壇に供えた。
桜やユキヤナギに合わせて杉花粉も満開で、私も目が痒い。
春の赤羽自然観察公園へ行くのは気が重い。野草摘みのおばさん達が連日やって来て、柵の中へ踏み込み、野草を抱えきれないほど収奪する。以前は見つければ注意していたが、その後、厭な気分になるので、最近はやめた。しかし、黙って見ないふりも厭な気分が残る。管理者の話では、収奪した野草を重いからと公園出口に平気で捨てていく者もいるようだ。早く、野草の季節が終わって欲しい。
桜並木の傍ではシートを広げ花見が始まった。と言っても上野公園とは大違いで、場所取りで悩むことはない。
老人達が花見の宴をしていた。その傍らを通ると、飲んで行けと誘う。知らない人達だが社交辞令ではなく本気で誘う。私一人なら声をかけられることはないが、車椅子の母を押しているので、老人達は気楽に声をかけるようだ。
毎日、有名人の訃報を聞く。中には私と同年輩の人もいる。それらを聞いていると、私が毎日歩き回れることはとても幸せなことだと思うようになった。先になって病気になった時、今の元気な自分を眩しく思い返すのかもしれない。金はなく、生活は苦しいが、体が元気なのは素晴らしいことだ。
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