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2007年1月14日 (日)

冷房なしの楽しみ 2005年7月17日

盆提灯をしまった。今年も母は元気で、美しく灯った盆提灯を眺めて喜んでいた。
来年も元気で眺めてくれることを願いながら、盆提灯を片づけた。

母は最近誤嚥-ごえん-が多い。特に食べながら喋ると確実に誤嚥して激しく咳き込む。老人の死因で多いのがこの誤嚥である。食物が気管をふさぐだけでなく、気管支から肺への細菌感染を起こし、重篤な肺炎を招くケースが多い。私は母の死因の一番目にそれを想定している。

今日は母に、食べているときは意識を集中してゆっくり飲み込むように厳しく指示した。母は十分納得して実行していた。
先日、自然公園で、顔馴染みのIさん夫妻と誤嚥のことが話題になった。
しかし、Iさんのご主人は「私は誤嚥で咳き込むことはないな。」と話していた。それは納得出来る。ご主人は、一呼吸置き、考え考えゆっくり話す人である。これでは誤嚥を起こしにくい。しかし、下町育ちの母は受け答えが早く、これでは誤嚥しやすい。

7月18日

猛烈に暑い。散歩していると、シャツが重くなるくらい汗をかく。若い頃は全身で発汗していたのだが、老化の所為で、足や腕はあまり汗をかかなくなった。その分、上半身や顔に汗が集中して、滝のように汗が吹き出る。だから散歩中は、帰宅してからの冷水シャワーを夢想して車椅子を押す。
冷水シャワーは、まず足と頭を冷やす。これは無上に爽快である。その上、シャワーの後も暫くは体がサラサラして汗をかかない。この楽しさは冷房ありの人には分からないと思う。

自然公園では、完全自然保護区域の扉が開いていた。
中を覗いていると、顔見知りのボランティアの人がどうぞと特別に入れてくれた。保護区域の遊歩道はクズがはびこり車椅子の車輪に絡む。母は急坂を怖がり厭ががったが、かまわず湧水池まで行ってみた。畳10畳敷き程の池にはザリガニが大繁殖していた。ボランティアの人達は、ザリガニを網ですくい、下流の池に放流する。下流の流れでは子供達がザリガニを取って行くが、それでも無くならない訳が分かった。

帰りは桐ヶ丘の生協に寄った。冷房が気持ちよい。冷蔵棚の傍をゆっくり行ったり来たりしていると、すっかり汗が引いてしまった。
買い物は養殖エビと蓮の加賀揚げ、牛乳とヤクルトを買った。帰りは桐ヶ丘の公園を抜けた。深い木立の道は外気より2,3度は低く心地よい。
エビはさっと茹で、熱を通したブナシメジとキュウリと生タマネギとでサラダを作った。すこぶる美味い。

相変わらず、アスベスト被害のことがニュースを賑わせている。最近のニュースではベビーパウダーの主原料タルクにも含まれていると言う。
ただし規制の無かった、昔の品である。その頃、湯上がりの赤ちゃんにポンポンとはたきつけているのは普通に目にした光景である。日本人の殆どはベビーパウダーと共にアスベストを吸っている訳である。

私も仕事で工業用のタルクを随分使った。恐らく、普通人の100倍は吸っている。将来、自分が死ぬ病気を想像しているが、その中に中皮腫を加えた。肺疾患で死ぬ人を何度か見たことがあるが、あの苦しさは勘弁して欲しい。もし罹患したら、すぐに心臓に転移して、あっさり頓死してしまいたい。

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