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2007年1月14日 (日)

石塔の花しおれて蝉時雨 2005年7月21日

夏休み初日、自然公園は静かであった。子供たちは学校のプールへ出かけたのだろう。通り道の小学校のプールは賑やかだった。

公園の古民家には客はいず、母は常駐のボランティアの人と雑談していた。母達の話し声を聞きながら、風が抜ける座敷に寝転んで10分程まどろんだ。
暑くなってから顔馴染みの老人たちに出会わない。秋に再会を願うが、大半はこのまま来なくなる。

帰り道、墓地脇を抜ける。お盆の頃、墓に供えた花がしおれ始めていた。静まり返った夏日射しの中に、蝉時雨が切れ切れに聞こえる。生協へ寄って、オリーブ油、野菜ジュース、豆乳を多めに買った。

母は最近腹が張ると訴える。苦しい時は声を出すのも辛そうである。すぐに肝臓ガンの再発や転移を疑ってしまう。腹の張る原因が肝臓疾患による腹水の所為なら、吐き気、疲労感が伴うはずだが、母にそれらの症状はない。ただ腹が張るのである。体重を量ってみると65㎏。4月に量った時は62㎏。脂肪が付いただけで、そんなに苦しいだろうか。色々厭なことが思い浮かぶ。とりあえず、明日、東京北社会保険病院の内科を予約した。CTスキャンを撮ればはっきりすることだろう。

3年前、駒込病院へ入院している頃は、母の体重は52㎏まで落ちて、医師に体重を増やさないと手術出来ないと言われた。あれから13㎏も太っている。春先、急坂で車椅子を押していて、きつかったことがあった。体力が落ちたのかなと、気になったが、今思うと、母が太った所為であった。

母に長生きして欲しい。かと言って、関東に起こる大震災を迎える頃までは長生きして欲しくはない。私の仕事がうまく行って、少し楽をさせてから逝って欲しい。母は十分に幸せだからそんなことは望んでいなと言うが。

ふりむけば昼顔ゆらす沢の風
石塔の花しおれて蝉時雨

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