夏の午後、みんなごろ寝。2005年7月24日
毎日、CDカバーのことで、バンコクのロックグループから電話。相変わらず、意志疎通は難しいが、先方はのんびりした南国気質で気にしていない様子。
この数年、主としてアメリカとのやり取りが多かった。それで学んだことは、彼等は色を抑えた私の作品群に惹かれていることだ。これは意外である。更に更に意外なのは、バンコクのグループも、同じ色を抑えた静かな作品群が好きであったことだ。それは、これからの私の作家活動に大きな指針を示している。
甥の命日が過ぎてしまった。火曜に墓参りに行こうと思っている。生死とは不思議なものだ。自分の死は私にとっての総ての人生の消失であるが、自分以外の死、母の死、甥の死、姉兄たちの死は私の歴史の一部になることだ。そして死は、生を際だたせるものとして捉えないと、ただ悲しいだけのものになってしまう。
明日は、母を東京北社会保険病院の泌尿器科へ連れて行き、尿潜血の原因を調べる。私はさほど心配はしていないが、対応できる症状であれば対処してもらい、ガン転移によるものなら放置することにする。
先日、内科の医師がガン手術のあと経過観察をしているのかと聞いた。私は、何も処置しないつもりなので何もしていないと答えた。医師は、なるほど、と頷いていた。一般の老年初期辺りまでのガンと、高齢の母のガンは対処が全く違う。母は何もしないリスクより、治療するリスクの方が遙かに大きいのである。
自然公園では昨日今日と子供達が野外炊爨をしていた。お昼食べるカレーライスのために、午前10時から料理をしているのである。しかし、楽しそうな様子が微笑ましい。
古民家の座敷では若いお父さん達があちこちごろ寝していて、私が寝ころぶ場所がなかった。仕方がないので板の間で横になった。小さな子供達が走る足音が響くが、気にはならない。みんな自宅でくつろぐより、古民家の座敷の方が良いようだ。
この古民家に来ると、シンプルな生活の素晴らしさがよく分かる。
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