悪魔の置き土産。2005年8月14日
最強のステロイド剤のおかげで薬疹は見事に引き始めた。
今日は1週間ぶりに母の車椅子を押した。涼しいので散歩再開には良い日だ。行く途中、東京北病院の皮膚科に寄った。9時前、待っているのは3人だけ。20分程で再診。発疹はかなり改善しているので診察は一瞬終わった。気になっていた血液、尿検査では腎臓も肝臓も異常なし。検査結果はコピーしてもらった。
無理はせず、自然公園へまで行かないで手前の緑道公園で母を散歩させた。昨夜の雷雨に洗われた、深緑の静かな歩道は気持ちよい。母は久しぶりに爽快な表情をしていた。
帰りは生協で買い物。回り道はせずまっすぐ帰宅した。お昼の支度や雑用をしていると姉が来たので3人で昼食を摂った。
バンコクのCDカバーは落としてしまったようだ。最後のメールを読むと、写真で済ませたようなことが書いてある。遡ってスケジュールを読むとギリギリ10日のお昼あたりまでが期限で、11日になるとリリースが大幅に遅れるから拙いと書いてあった。
日本の感覚では、10日締めなら、11日朝でもOKが常識である。それで11日の朝に送信したのだが、ダメであった。今思うと、向こうの印刷前の詰めはかなり荒っぽい。日本のように見本を作って推敲を重ね、本印刷と言った丁寧なことはしない。適当にレイアウトして即印刷にぶち込むのが向こうの通常のようだ。
金が入らなくなったのは辛いが、絵が手元にあるので気は紛れる。今日も筆を入れて、夕刻までに完成させた。欧米との取引なら殆ど日本と変わりないが、それ以外は慎重にする必要がある。
そのことに絡んで、今、頭から離れないことがある。それは五つ葉のクローバーである。母が倒れた年から集め始めて、今年は3枚確保した。しかし、調べてみると、四つ葉の4枚目は幸福、五つ葉の5枚目は悪魔を表すと言う。だから、悪いことばかり続くのかと、直ぐに五つ葉は総て燃やして水道で流してしまった。
それから4,5日後、私は下痢と高熱のためバンコクの仕事を落としてしまった。これは焼き捨てた五つ葉のクローバーの祟り、悪魔の置き土産かもしれない。
しかし、それから仕事が動き始めたことも事実だ。まだプレゼンの段階であるが、久しく途絶えていた依頼メールが入り始めた。スイスのイラストのエージェントから取り扱いの打診も来た。悪魔の重石が取れて、天井が開いてきたのかもしれない。期待することにしよう。
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