大風に負けるもんかと蝉の声 2005年9月7日
台風は日本海を進み、東京には影響は小さかった。散歩は早めに出た。蒸し暑いが風があるので楽である。しかし、日がさすと汗が吹き出る。相当の湿気のようだ。強風が散歩道の木々を轟々と揺らす。それに負けじと蝉たちが鳴く。切り通しの斜面のコスモスは風に必死に耐えている。この可憐な花は強靱で素晴らしい。
散歩は早めに切り上げて帰宅した。午後からは銀座でポスター制作についての会議がある。坂道で車椅子が重く感じるので、帰宅してすぐに母の体重を量った。体調が良い頃より2キロ増えている。先日の血液検査でやや血糖値が高いと指摘された。普通、老人は高めなので気にするほどの数値ではないが、体力低下を招くので、食事を調整することにした。
午後、空は晴れ間が広がったが、日射しの中、激しい雨がベランダに吹きつけた。玄関から川向こうを見ると、雨足が波状に流れ、日の光にキラキラと輝いている。この風雨では電車のダイヤが狂いそうだ。
予感が的中し、京浜東北線は東十条に到着前に停車した。風に飛んで架線に架かった傘を回収作業中と車内放送があった。時間にゆとりを持たせて出かけたので焦らない。電車は5分後に動いて、有楽町には約束の30分前に着いた。
雨は小降りで傘無しでも大丈夫である。待ち合わせの時間まで駅前のビックカメラのマック売場を覗いてみた。台風とは関係なく店内は混雑していた。液晶モニターと一体型のiマックは噂どおりスマートで使いやすそうだ。色々操作していると、早く金を稼いで買いたくなった。
駅前の待ち合わせ場所に少し遅れて到着したデザイナーのNさんと、会議のある銀座2丁目のビルへ向かった。
会議は少し遅れて始まった。クライアントからポスターのイラストに色々クレームが付くことを覚悟したが、意外なほど制作意図を理解して貰え安堵した。
会議は更に長く続きそうだったので、私は直ぐに辞した。いつもそうであるが、外出すると母の夕食が気になる。冷蔵庫に用意してある食事をテーブルに運ぶ時に転びやすいからである。
涼しい季節ならテーブルにセットして出かけられるのだが、暑い間はそうはいかない。しかし、会議から早く抜けられたので、母の夕食に間に合った。
夕食後はキリンカップのホンジュラス戦を見た。4-5の珍しい点の取り合いで日本が勝ち面白い試合だった。宮城サッカー場は涼しくて戦いやすいのかもしれない。
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