絵市場 2005年4月14日
新聞に周恩来のことが載っていた。
若い彼が留学の為、来日した頃、日本は襤褸の国と中国では言われていた。しかし、実際に見た日本は襤褸の国ではなく国民も親切で優しかった。先日、現代の留学生も周恩来と同じ事を話していた。中国は今も昔も同じだったのかと、興味深い。
最近、絵の市場とは距離を置いている。旧知の画廊へも足を運ばなくなった。元々、画商の世界は嫌いなので、距離を置くことに何も感じない。その原因の一つはインターネットを通じて世界の絵を見ているからかもしれない。世界の作品は面白い。特にニューヨーク市場は活気があり納得出来る。
対して日本の市場は停滞そのもので、専門家が推する新人作品も何故か一様に虚無とか倦怠がテーマで楽しめない。虚無とか倦怠がいけないのではない。作家に追いつめられた状況がないのに、流行のようにそのテーマを選ぶことに嘘を感じる。
私は生きることの壮絶な闘いの上で良い作品は生まれると信じている。
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