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2007年1月14日 (日)

盆の入り 2005年7月14日

小雨で涼しいのに自然公園に人影はない。
スズメの親子が出迎えて餌をねだる。餌をまくと、親スズメは自分程の大きな子スズメに拾っては食べさせていた。過保護ぶりが微笑ましい。

これからが夏本番なのに、すでに実りの秋の気配。栗の若木は今年始めて実を付けた。沢沿いにはオニグルミが多く、こちらも今年始めて実を付けた木が多い。胡桃沢という姓があるが、なるほどクルミは沢沿いに多い。田圃では分蘖が進み、青々とした稲田の上をツバメが舞っていた。

人影の無い古民家に上がり、いつものように座敷に仰向けに寝ころんだ。寝不足なので一寝入りしたいが、静かだとかえって頭が冴え落ち着かない。いつもより休憩は短く切り上げた。

遊歩道を車椅子を押していると、誰かに呼び止められたような気がした。
振り返ると昼顔が咲いている。丁度、薄日が射して、ピンクの花に雨滴が光り沢風に揺れていた。母に教えると見とれていた。
記憶にある昼顔は白いものばかりで、南九州の灼熱の砂浜に丈低く這うように力強く咲いていた。このピンクの昼顔は違う種のようだ。こちらは楚々とした風情がある。

緑道公園ではヤマモモが盛りである。東京のヤマモモは酸味が強く、採る人はない。熟して落ちたヤマモモで地面が赤く見えた。まれに椋鳥が、拾って食べているが熱心ではない。そんな酸っぱい実でも焼酎に漬けると美しく美味しい紅色の果実酒が出来る。

昨日は盆の入りで提灯を出した。
組み立ててスイッチを入れたが点かない。フィラメントが切れている。祖母が死んだ30年前に買った品だが、使った回数の割りに切れるのが早い。急いで玉を買いに出たが、どの電気店にも置いてない。仕方がないので、赤羽商店街の仏具店まで行った。しかし、若い店主は提灯の型番を言わないと出せないとの一点張り。100V10Wのシャンデリア灯で特別な物ではない。話している内に、店頭に並ぶ2万円近い中国産盆提灯を売りつけたい魂胆が見えて来た。すぐに店を出て、イトーヨーカ堂へ行った。切れた玉を見せると、取り寄せで手に入るとのこと。しかし、今すぐ使いたいので、代わりに常夜灯に使う透明ガラスのナツメ灯を買った。

毎年のことだが、絹張り提灯は点灯すると和の心が蘇る。これだけは中国産は使いたくない。

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