最後に必ず良いことがある。2005年11月17日
以前書き込んだ自治体系のプレゼンを落とした。
デザイン室の評価は高かかったのだが、選考委員によって落とされた。新しいタイプの絵を選んでクレームがつき、責任を取らされることを恐れたようだ。彼らの矮小さには毎度怒りを感じる。だから、役所の民営化は賛成である。
しかし、当てにしていたお金が消え、来年の計画が大きく狂ってしまった。急遽、対策を練っている。最近、最後に必ず良いことがあると信じることにしている。
日に日に秋色が増す。緑道公園のイチョウは今朝の寒さで更に色づき黄金に輝いていた。桜広場の木漏れ日も日に日に明るくなって行く。木々はやがて枯れ枝のみになり厳冬が来る。そして4ヶ月後には新芽が萌え出る。この留まることのない季節の変化は勇気を与えてくれる。だから、別れの寂しさにも耐えることができるのかもしれない。
今夜は5チャンネルで昭和37年制作「キューポラのある街」吉永小百合主演を見た。彼女は私と同い年だ。ドラマの中で、当時の中学生はとても美しい日本語を喋っていた。撮影場所は荒川の向こうの川口で、映画の中の風景で、今も残っている所は少ない。
中学校の同級生が、赤羽に遊びにいったことが教師にばれるのを心配していた。今の川向こうの若者たちは赤羽を飛び越して、新宿渋谷へ遊びに行く。
風景は私がよく知っている昭和30年代なので、どれも懐かしかった。ドラマ中で、北朝鮮へ帰る在日の人たちの姿を描いていたが、北朝鮮の現状を知ると、帰還した彼らが気の毒でならない。
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