心優しい幼い兄弟達。2005年11月27日
飛び込みの仕事が火曜に入った。納期は金曜の夕方で時間がない。すぐに私のホームページを開いてもらい「f-22の町並みはどうですか」などと電話で話しながら仕事を詰めた。
普通なら10日はかかる仕事である。納期を守るのは無理だろうと思ったが、その気になれば上がるものだ。約束の金曜の夕方には上がった。
絵は翌日のお昼に、取りにきたバイク便に手渡した。
後で発注主から「とても良く出来ています」と電話が入り安堵した。支払いの良い会社である。物いりの年末年始の入金は有り難い。
それに反し、先日プレゼンを落とした銀行系はひどい。わずかなプレゼン用ギャラを支払うのに、申請書類を書かせ住民票まで添付させた。この分では年末の入金は不可能で、来年1月末になりそうだ。
納品した日の午後、母を散歩に連れ出した。
午後の光で見る風景は違った印象を受け、母は喜んでいた。
土曜の自然公園は人出が多かった。古民家では沢山の小さな子供達が遊んでいた。いつものように座敷で寝転ぶと2歳程の可愛い男の子が駆け寄ってきて何か話しかけた。どうやら行く道で貰った広告テッシューを自慢しているようだ。
「すごいすごい」と褒めると、男の子は嬉しそうに母親の元に駆け戻った。
子供達の会話は楽しい。3人兄弟の末の子が縁側で遊んでいると、真ん中の子が「小さい子には縁側は危ないから気をつけな」と注意した。すると上の兄がお前も小さいだろと茶々を入れた。真ん中の子は照れくさそうな顔をした。その彼も、終始弟達を気遣っていている優しい兄であった。この子たちの家庭はとても暖かいだろうと思った。
3時を過ぎると日は傾く。逆光に公園のすすきの穂が美しい。モミジは先日見たときより一段と赤みを増していた。帰り、赤羽台商店街で買い物をした。老人世帯ばかりの団地なので、夕刻の賑わい時なのに人通りは閑散としていた。
急速に暗くなり、母は信号機のライトが奇麗だと喜んでいた。母が夕刻外出できるのは車椅子生活になってからである。家に戻った頃にはすっかり暗くなっていたが、まだ5時前だった。
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