自然の中の若者達は美しい。2005年11月6日
深夜、母が激しく咳き込む音が聞こえた。急いで寝室へ行き背中をさすり、落ち着いたところでムコダインを飲ませた。この薬は気管支等の粘液をサラサラにして咳を軽くする。最近、落ち着いていたので飲ませていなかったが、明日から夜は飲ませることにする。
このところ仕事が忙しくて、母の体のことは深く考えなかった。背中をさすりながら、母の寝間着の肩の辺りの繕いが見えた。新しい寝間着はあるが、母はものを粗末に出来ず、古い寝間着を大切に使っている。その繕いを見ながら、このように母は突然死ぬのかもしれない、と思った。
仕事部屋へ戻ってから、寝室の母の様子が分かるようにテレビを止めた。静かになると微かに雨音が聞こえ、埼京線の終電が過ぎ、一層静かになった。
年始め、知人の父上が亡くなった。介護をしていた彼女は喪失感から今も立ち直れないでいる。比べて、母が逝った後の私の喪失感はどうだろうか、しばらく考え込んでしまった。
今日の自然公園に若者の一団が見学に来ていた。20歳前後の男女で、女の子達の薄化粧が若々しかった。
古民家で休んでの帰路、再び若者達とすれ違った。行きと違い何組かのペアが出来ていた。若いことは素晴らしい。老人ばかりの自然公園に突然現れた若者達は、本当に美しく見えた。しかし、当の本人達はまったく気づいていない。
私のマックもスキャナーも老いてしまった。
長いこと酷使によく耐えてくれたが、最近、爆弾マークがでたり、訳もなくフリーズしたりする。EPSONのスキャナーも読みとりの時、以前は無かったガーガー音をたてる。それで壊れる前に、新しいのを入れることにした。
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