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2007年2月10日 (土)

肝臓ガンの母に舞茸を食べさせている。2005年12月18日

今日も素晴らしい快晴で雲は殆どない。強風が靄を飛ばして、富士、奥秩父の山塊が明瞭に見渡せる。ただ奥日光は雲に覆われ、現地は猛吹雪の1日だっただろう。

寒風の中、車椅子を押す。シベリアの寒気団が列島に押し寄せ今年1番の寒さ。さすがに、散歩道に老人の姿は無い。いつも自然公園入り口の東屋にたむろしている老人グループも今日は姿が無い。

公園は窪地にあって、園内は風がなく日差しが心地よい。古民家の土間では、しめ飾りの準備で藁打ちをしていた。
竃の火が暖かい。母を竃の傍に置いて、私は縁側の日差しの中に横になった。閉め切った障子が風を防ぎ暖かい。軒下の干し柿をぼんやり眺めながら、母たちの話し声を聞く。こののんびりした時間は何ものにも代え難い。日本が貧しい頃は誰でも味わえた感覚であるが、現代では贅沢なものになった。

夕暮れ、舞茸を買い忘れていたので、夕飯前に川向こうのスーパーライフへ出かけた。川面にオレンジから夜色に変化する夕空が映っている。しかし、橋上を急ぐ人たちに、その素晴らしい夕陽を眺める人は殆どいない。
舞茸は特売をしていて「雪国舞茸」が3個で286円。他に焼き海苔と根昆布入りのトロロコブを買う。舞茸は毎日食べることにしている。このキノコは海外でも注目されていて、アメリカではガンの免疫療法に有効だと研究している学者もいる。

食べ始めたのは今年初め、母が腹の膨満感を訴えた頃である。定期往診の折り、家庭医のKさんが原因は肝臓のあたりが大きくなって横隔膜を押し上げている所為かもしれません、と暗にガンのことを話していた。
しかし、母の場合は打つ手はない。それで、とりあえず舞茸を食べさせることにしている。

膨満感はしばらく続いたが、初夏の頃に不思議なように消えた。何故かは分からないが、私は舞茸のおかげと思っている。
舞茸の食べ方はシンプルである。水でざっと洗い、どんぶりに入れ僅かな水を加えて、電子レンジで2分間加熱する。すると舞茸のエキスが滲出する。それに少し出しつゆを加え、濃厚なエキスは母に飲ませ、私は舞茸を食べる。これがすこぶる美味く、毎日食べても飽きがこない。食べ物に飽きっぽい母も、毎日美味しそうにエキスを飲んでいる。

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