師走に強壮飲料を母に飲ませた。2005年12月30日

環八の車道脇のハナミズキに雀たちがとまっていた。自然公園の雀と違いお腹がすすけているが、汚れた空気に負けず元気に枝の間で遊んでいた。彼らには正月もクリスマスもないだろう。それでも、生きていることを楽しみ、一生懸命生きている。

昨夜は、旧友のT君に池袋へ呼び出され御馳走になった。行きつけの店はどこも閉まっていたので街をあちこちふらつき、結局諦めてラーメン屋に入った。カウンター席のある小さな店である。昔はそのような店に友人達と集まって、酒を飲み、意味も無く騒いでいた。
T君は金属冶金専攻で科学好きで話が合う。集積回路から粘菌やES細胞まで楽しく談笑して11時過ぎ帰宅した。それから仏壇神棚を掃除して正月の花を飾った。

今日は散歩から帰宅してから今までおせち料理を作っていた。少しだけにするつもりだったが、結局いつもの量になってしまった。次は仕事場の大掃除にかかっている。済んでしまえば清々しいが、やはり大掃除は煩わしい。

TV番組はますますつまらないので止めている。静かな部屋は時間が止まったように感じる。
最近、母は生気が無い。それで、赤羽駅前のマツモトキヨシで安売りの強壮飲料ゼナを買い、駅前広場で二人で飲んだ。今日は少し暖かく、広場の噴水で鳩が水浴びをしていた。その中の一羽が水の中にすっぽり入って何度も丁寧に水浴びしているのが面白く、母としばらく眺めた。
母は暗示にかかり易い。飲むとすぐに、何となく力が湧いてきたように感じると言っていた。その所為か、夕暮れTVでやっていた年金問題の討論を見ながら、元気に怒りまくっていた。この手が通じてほっとしたが、いつかは通じなくなることだろう。