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2007年3月31日 (土)

パンパスススキのフサフサした穂が風に揺れていた。2006年10月10日

母を通所リハビリに送り出してから、洗濯を済ませた。今日も晴天で洗濯物はよく乾く。テレビはあえて点けない。午前中の静かな明るい部屋は気持ちがいい。
昨夜も、床に入ってから、母のこれからのことを考えていると眠れなくなった。それで、母のレンドルミンを半錠飲んだ。
しかし、目覚めると爽やかである。朝、気分よく目覚めるから私の悩みは病的ではない。鬱症の場合は、朝起き抜けが殊に辛い。

1年程、業界紙の掲載文の挿絵を担当している。文はユダヤ商法。それによると、彼らの徹底した合理主義はユダヤ教に根ざしているようだ。ユダヤ教の戒律には、顔の周りの毛を切ってはならぬ、と言った馬鹿馬鹿しいものもあるが、彼らは徹底して戒律を守る。戒律は日常生活の総てに当てはまるので判断に苦しむ事は殆どない。
何かにぶつかる度、悩んでいる私から見ると、これはシンプルな生き方だ。ユダヤ人はそうやって仕事から生活を切り離し、合理的に仕事に専念出来るのだろう。

午後は池袋へ行き、プリンターインクにサプリメントにシャネルアンテウスのアフターシェーブローションを買った。
その帰り、赤羽のスターバックスで日本生命倫理学会の編集者太田さんと会った。装丁の絵を描いた学会誌ができたのでそれと原画の受け渡しである。最近、印刷が良くなったので受け取りが楽しい。太田さんとは近い世代なので話が通じ、話が弾んでいるうちに、母を迎えに行く時間が迫った。

急いで施設に行くと、ロビーで母が待っていた。疲れた様子で小用を済ませたいと訴えるので、隣接の東京北社会保険病院の車椅子用トイレへ連れて行った。トイレは4畳半程と広々としていて使いやすい。帰り、病院敷地内を抜けると、パンパスススキのキツネの尻尾みたいなフサフサした穂が風に揺れていた。

知らぬ間に、日がすっかり短くなってしまった。
黄昏の中、車椅子を押しながら、「今日は楽しかったの。」と母に聞くと「楽しかったよ。」と答えた。毎週、同じ会話を繰り返しているような気がするが、今は変化がないことに安心する。
途中、薬屋に寄って牛乳と目の洗浄剤を買った。洗浄剤は目薬代わりに外出後に使う。住まいがある13階に上がると素晴らしい夕日が見えた。私が買い物した荷物を片付けている間、玄関前で母は雲に沈む夕日を眺めていた。

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