初物の銀杏 2006年10月13日
昨夜、母は床に就いてからようやく小用が多く出た。度々目覚めるのは辛いが、止まるよりも良い。しかし、今日も昼間は小用が少ないと気にしている。心臓か腎臓が弱っているせいで、いずれも老いによるもので打つ手は少ない。ダメ元で、利尿作用があるドクダミを煎じて飲ませてみた。
今日はペインクリニックの日で母は治療に行った。
毎朝、朝1番に飲むベネット錠という骨のホルモン調整剤がある。骨粗相症に著功があるが、食道を荒らす副作用がある。それを防ぐ為に服用後30分間は上半身を立てておき、胃からの逆流を防がなくてはならない。それでも若干は食道が荒れる。
同じ薬で、1回飲めば1週間作用が持続する薬が開発された。先週から飲み始めたが、これで副作用が軽減されるれると期待している。
お昼前、母が整形から帰宅する頃、姉が母の頭を洗いに来た。私はその間に買い物へ出た。生協近くの緑道公園に大きなイチョウが5本ある。その内2本がメスで銀杏がたわわに実っている。行きがけ、地面を見ると数十個落ちていた。銀杏は腎臓病に効くと言われている。帰りにビニール袋に拾って帰ろうと思っていたら、近所の小母さんに殆ど拾われてしまった。それでも3個だけ見つけ、拾って帰った。今年の初物である。
帰ってから煎ると弾けて翡翠色の身が飛び出した。形が良いのを1個だけ母にやると、指に置いて「こんな翡翠が欲しいね。」と見とれていた。私は2個食べた。新鮮で美味い。毎年、九州の兄が新物の銀杏を沢山送ってくれるので買わないで待つことにしている。
今、大きな絵を描いている。大雑把な筆の動きで描けるので見た目より仕事は楽である。ただし、毎日の後片付けと準備が大変だ。毎回、仕事部屋の道具を動かして、キャンバスを設置し、終われば元に戻す。その点、欧米の絵描きは貧乏でも倉庫のような広い空間で仕事をしている。日本でも地方の絵描きは広さでは恵まれているようだ。
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