団地の高台の道に海を感じる。2006年2月11日
のどかな休日である。自然公園の帰り、ふいに赤羽台団地にある梅公園を見たくなった。その道筋からは、台地上にある赤羽台団地の真っすぐ向こうに空が見える。
私はその空の下に海が有るような錯覚を覚えた。
海辺の街では、海へ向かう道の向こうには空が広く見えていた。この海を感じる感覚は心地よい。目をつぶると遠く潮騒が聞こえ、風の中に海の香りを感じる。
梅公園の紅梅は満開。白梅は2分咲き。階段があるので、母の車椅子を入り口において私だけ入った。先客は3,4歳の孫を連れたおばあさん達だけだ。日だまりのベンチに腰かけて楽しそうに梅を見上げている。「きれいだね」とおばあさん話しかけると「うん、きれいだね」と舌足らずに女の子は答える。おうむ返しの会話をきいていると、とてものどかな気分になった。
帰り団地のスーパーに寄りハムとスキムミルクを買った。赤羽台団地は老人世帯ばかりになり、買い物客は殆どいない。スーパーでは戸別配送に主力を変えてなんとか営業している。
12時に帰宅して、サツマイモをアルミホイルで包みとろ火にかけた。焼き上げるのに1時間はかかる。その間にメールチェック。相変わらずスパムメールばかり20通程。内容は、「私はお金が有り余っている若くて可愛い女です。お金を沢山上げますから私と付き合ってください。貴方がしたいことは何でもさせてあげます。」と言った男には好都合な内容。私はそれらを妄想メールと呼んでいる。どれも、寂しい男が期待する寂しい妄想である。当然、そんなことはあり得ず、うっかり返信でもしようものなら、飛んで火にいる夏の虫になってしまう。
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